北京五輪アジア最終予選 サウジアラビア-日本(0-0)

しかしこのチームは計ったように最低限の結果は出すよね(笑)。
いつもは間延びしてグダグダになるのが定番の反町ジャパンだが、アウェイでのサウジ相手に森島を1トップにして3-6-1にしたおかげで、サウジが攻めに出ていた前半は自然と低い位置でコンパクトさが保たれ、スピードでぶち抜かれたり1対1での対応でミスがあったりはしたものの、カバーの人数が足りているのでサウジに決定的なチャンスは与えなかった。
またA代表とは違って(笑)、カウンターからクロスを森島の頭に2度ピタリと合わせるなど、少ない人数で攻めきる攻撃が出来ていて、偶然の産物くさいとは言えアウェイの戦い方としては非常にしっかり出来ていたように思う。
しかし、サウジに退場者が出て10人になってから日本が攻めに出たときに、低いラインと攻撃に出た選手の間にスペースが出来てしまい、そのスペースをサウジに何度も使われ、幸いピッチがスリッピーでサウジの選手がボールコントロールをミスしてくれたから助かったが、暑さのせいか集中力を欠いて簡単にボールをロストしてしまう場面も多く、次のカタール戦を考えるとうてい安心させられるような内容では無かった。
監督や選手は勝ち点3を取れなかったことを悔しがっていたが、取れるチャンスがあったと同時に取られる可能性も少なくなかった事をしっかり反省しないと、今度はサウジ戦で勝ち点3を取れなかった事を本気で後悔しなければならないような羽目になってしまうかもしれない。
とにかく次は勝つことが最低のノルマなのは確かなので、やはりいつも通りに最低限の結果をお願いしたいところだ。