欧州CL予備選3回戦第2レグ セルティック-スパルタク・モスクワ(1-1PK4-3)

早速チャンピオンズリーグの本選のドローが決まりましたね。
セルティックはまたミランとベンフィカと対戦する組み合わせになりました。厳しい相手ではありますが、セルティックがポット3である以上はどの組になってもしんどい事には変わりないし、第1と第2ポットのチームがセルティックの苦手なスピード系チームで無かっただけマシかもしれません。つーかレンジャーズ・・・(笑)
さて、1日明けてモスクワ戦の戦評を。酒が入った状態で3時間も試合を見たせいで、ところどころ記憶が飛んでいるので試合の流れについては省略(笑)。
まあとにかく厳しい試合だった。
中盤のスピードあるパス回し、1対1でのディフェンス陣の守備能力、パブリチェンコの強さと明らかにモスクワの方がセルティックよりも現時点でのチーム力が勝っていただけに、モスクワの決定的なシュートをことごとく弾き返してPKまで止めたボルツ様様といったところだろう。
特に、PK戦でのボルツは最初から最後まで自信に満ち溢れていた。最後にPKを止めて勝利が決定した後も、雄たけびを上げるわけでも無く口に人差し指を当てて不思議な踊りを踊っていたぐらいの余裕だった(笑)。あの妙な自信はいったいどこから来るんだろうか。
セルティックは、前半終了間際にボルツとネイラーがつかみ合いを演じたように、特にネイラーのサイドを狙われて何度も深いところからクロスを上げられ、攻撃面でもこの試合の審判のボディチェックによるファールの基準があいまいなのもあって、フェネホール・オフ・ヘッセリンクらのポストプレイが機能せず、終始ボールが落ち着かないサッカーの原因になってしまっていた。
そんな中で中村はひたすら攻守に走り回り、80分過ぎには2度もDFラインを抜け出して決定機を作るという普段からは考えられない活発さを見せていたが、さすがにそこまで走ると疲れが出るのか、シュートはもちろん数多くあったセットプレイもだんだん精度が落ちていってしまい、最後のPK戦でもクロスバーに当ててしまった。中村にとってはセルティックにいる理由のほとんどがCLのためだろうから(笑)必死になったのは分かるが、アジアカップを戦っているだけに今後のコンディションが心配になる。
CL本選の展望だが、相手がどうこうよりもまず自分達のチームの完成度を上げる事に専念すべきだろう。SBはネイラーの代わりにオデイが出るほど層が薄いし、マクドナルドはミラーと五十歩百歩だし、中盤のコンビネーションもまだまだ。グジョンセンが移籍の噂に挙がっているけど、来てくれないかなあ・・・