本田圭佑と反町ジャパン

昨晩はいろいろ野暮用があったので、名古屋対大宮の試合をながら見で見ていました。
そういう状態では試合全体の流れを見ることは無理なので、ベトナム戦で散々な出来だった本田圭に注目していたのですが、名古屋じゃしっかりと機能して3得点にからんでいるんですよね。
本田は運動量やスピード、1対1での技術が無い代わりに強靭なフィジカルと左右で強く正確なキックが蹴れるのが特徴なので、名古屋のようなワイドなパス回しをするサッカーだと、パスの出し手として優秀であると同時に、ボールをフリーな状態で持ちやすくなる両面のメリットがあるわけです。
ところが反町ジャパンだと、伊野波がいなくなるとDFからのフィードは無くなるし、梶山も左右にボールを散らすようなシンプルなプレイをしてくれるわけじゃないので、SBの位置だとなおさらプレイが寸詰まりになっちゃうんですよね。
本田のプレイ特性を考えれば、私はサイドじゃなくてベッケンバウワーのようなリベロが一番合っていると思うんですが、今の名古屋ではサイドでフィットしているし、反町監督もそこまでやるほど冒険好きとは思えないので、その願望がかなえられる望みは無さそうですが(笑)。