キリンチャレンジカップ 日本-カメルーン(2-0)

カメルーンはコンディションが万全ではなく、持ち前のスピードに乗った攻撃のコンビネーションはあまり見られなかったが、守備面でのカバーに戻るスピードと1対1の強さはさすがにワールドクラスで、セットプレイ以外では日本に決定的なチャンスを与えなかった。
そんな中で、先発で出た前線の3人はなかなかの健闘を見せ、田中や大久保のワンタッチで前を向いて一瞬で加速するスピード、それに前田の強いパスでもきっちりと足元に受けられるトラップ能力が合わさり、時間とスペースが無い中でも何度かカメルーンのゴールを脅かすポテンシャルを見せていた。
日本のDF陣も、3バックになって中盤が薄くなり、選手が疲れた後半こそラインが下がってカメルーンの攻撃を跳ね返すだけになってしまったが、前半は高い位置取りで相手のパスをカットして中盤につなげ、日本の攻撃のリズムを作り出していた。
しかし中盤については、ここぞという時には一気にプレッシャーをかけて来るカメルーンのしたたかさの前に、遠藤や中村憲らがボールを持っても後ろに戻さざるを得ず、しかも下手をするとバックパスのボールよりもカメルーンの選手のほうが速かったりするので(笑)、パス回しと言うよりは単なる仕切りなおしにならざるを得なかった。
アジアのレベルであれば、日本は疲れていてもパスでポゼッションを保つ事が出来ていたが、世界を相手にすると逃げのパスだけでは全く相手の脅威にはならない。ワールドカップで戦えるようになるには、かつての旅人君のように相手のプレッシャーに屈しないキープ力を身に付けるか、前半のような機敏さと攻守の切り替えを90分発揮できる体力を付けなければいけないだろう。もちろん、可能性としては後者のほうが近いのだろうが・・・

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