フランス・リーグアン第2節 ソショー-ルマン(1-3)

ルマンの前監督であるアンツが率いるソショーとの対戦とあって注目された試合だったが、序盤に不意を突かれたループ気味のミドルで失点はしたものの、その後は終始ルマンがボールを支配し、30分のPK、後半7分にGKのフィードの流れ玉をデメロが押し込み、最後は松井のクロスからデメロがハットトリックを決めて快勝した。
ルマンは、監督とバングラ、オリビエ・トマにファンショーヌは移籍してしまったものの、ロマリッチはともかくとして(笑)GKプレやバシャといった守備の要が残留し、もともと監督による戦術などあって無いようなチームだったので、ソショーとは現時点でチームの完成度が全く違っていた。
しかも、今期のルマンはボールを奪われてからの各選手の守備意識が高く、当然そうなればゾーンも高い位置に保たれるわけで、以前のように低い位置でボールを取ってから前線に長いパスを入れて、個人技やドリブルで何とかしてドッカンといったサッカーではなく、高い位置でパスをつないでサイドを生かす形が出来ていた。
また、松井とセセニョンのSHが、試合の流れで中央に入ったり左右を入れ替えたりしていたように、ポジションも比較的流動的だったので、松井としてもプレイがやりやすそうな感じだった。
その松井は、怪我の影響からか3点目につながるクロスを上げてからは足が止まってしまい後半23分に退いてしまったが、タイミングや質はまだ改善の余地はあるものの動き出しの量はまずまずだったし、ボールを持てば緩急をつけたドリブルでマークを交わし、きっちりクロスを上げるなどキレのあるところを見せていた。
それを見て松井が入っていればアジアカップの結果もまた違ったんだろなあと思ったが(笑)、灼熱の試合で消耗し、新体制下で高原のように怪我をしては元も子も無かったわけで、まあ次の欧州遠征に期待といったところだろう。
それにしても、スカパーがブンデスの放映権を取れなかったようでがっくり。どっか地上波が取ってくれないかなあ・・・