ツールドフランス第17-20ステージ

アジアカップサウジ戦での日本の戦い振りと、ラスムッセン&ヴィノクロフのドーピング問題で更新する気力が萎えていたツールですが、19ステージ個人タイムトライアルでのエヴァンスやライプハイマーの猛追を交わし、コンタドールが山岳での貯金を生かして総合優勝を果たしました。
本命候補だったヴィノクロフの自滅に加え、山岳でもラスムッセンとの競り合いによってタイムを稼いでいた事を考えれば、もろ手を挙げて実力での勝利とは言いにくい内容でしたが、潜在的にはランスやウルリッヒが去った後のステージレース界において、新たな伝説を作れるだけの力を持っているように思います。
残念ながら今年もツールはドーピングスキャンダルにまみれ、コンタドール自身もオペラシオン・プエルトでの関与が取りざたされているわけですが、一躍スターとなったこれからこそ、彼自身が反ドーピングの旗手としてメッセージを与えつづける存在にならなければなりません。
とにかく、今自転車競技に必要な事は、選手やチーム全てがドーピングからの決別に一致団結する事です。解説の栗村監督は、今の状況を魔女狩りだとか人権侵害だとかと言って選手をかばう発言をしていて、確かにその気持ちは分からないでもないですが、かつてサッカーでのサポーターの暴力事件の時にも書いたように、残念ながら今の状況では内側からの声は逆効果に過ぎないんですよね。
もちろん、自転車界内部のみの努力だけでなく、サッカー同様にドーピングを斡旋する裏社会に対する当局の厳しい摘発も必要になって来るでしょう。
来年こそ、心から楽しくツールを見られるような自転車レース界になって欲しいものです。

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