2007年4月

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J1第6節 川崎-清水(2-1)

攻撃力と守備力が売りの上位チーム同士の対決だけに、まさにがっぷり四つという言葉がふさわしい好ゲームだった。 まず試合は互いにプレスを掛け合う中盤での潰し合いで始まったが、個人のキープ力で勝る川崎が徐々にペースを握り、中村を中心としたパスが清水守備陣を切り裂き始める。が、清水は4バックと1ボランチの伊東で形作る強固な守備ブロックで最後は決定機を作らせない。 すると清水得意のサイド攻撃が炸裂。32分に […]

北京五輪アジア二次予選 シリア-日本(0-2)

うん、勝った事は良かった。が、それだけ。アジアじゃなくて世界というレベルで戦う事を考えれば、戦評の代わりに塩の写真でも飾っておきたくなるくらい「しょっぱい」試合だった。 まず、相変わらずDFの押し上げが悪いので、せっかく中盤でボールを奪ってもパスコースが出来ず、ボールの出しどころに困って足を止めて横パスをしてしまうか、無理なスルー&ワンタッチパスをしてみすみすボールを失ってしまい、たまにサイドに展 […]

J1第6節 横浜FC-鹿島(0-1)

シーズン序盤で下位に低迷する同士の試合だったが、やはり互いにその成績を裏付けるような課題が見えてしまった試合だった。 鹿島は勝ちはしたものの、山のようにあった決定機を決められない決定力不足はもちろんの事、全体的に間延びしたサッカーになってしまっている事が気になった。 もともとブラジル式サッカーはそれほどコンパクトな形を取らず、低い位置からゆっくりと攻めあがり、守備の穴を見つけると一気にスピードアッ […]

ドイツ・ブンデスリーガ第29節 ビーレフェルト-フランクフルト(2-4)

フランクフルトはキルギアコス・プロイス・オクスが欠場な上に、シュトライト・テュルクを監督がメンバーから外すなど、やけくそとも思える賭けが見事に成功した結果となった。 とは言え、フランクフルトの内容は決して誉められたものではなく、試合はブンデスリーガの下位争いらしくザル守備同士のバンザイアタック合戦という感じで、しかもビーレフェルトのほうがDFの裏を取った回数も決定的な場面もずっと多かったのだが、ワ […]

J1第6節 柏-浦和(0-2)

J1注目の首位対決。浦和は上海戦と同様のベストメンバーだが、柏は李・菅沼をU-22招集で、鈴木達也を怪我で欠く苦しい布陣。 試合は序盤から互いに激しいプレスの掛け合いで、柏は浦和の前線に激しくアタックして起点を作らせず、浦和も上海戦から見違えるようなDFの押し上げを見せてフランサに集まるボールを厳しくマーク、なかなかボールがゴールまで運ばれない。 しかし浦和が個々のキープ力で勝って徐々に流れは浦和 […]

欧州CLベスト8第2レグ バレンシア-チェルシー(1-2)

第1レグを1-1で折り返した第2戦。バレンシアはモリエンテスが復帰してビジャと2トップを組んだフラットな4-4-2。チェルシーもエシェンが復帰して右SHに入ったダイアモンド型の4-4-2。 試合は、まずはどちらもDFでじっくりボールを回して長いボールを主体に組み立てるリスクレスな攻めで始まるが、徐々にフィジカルと個人能力で勝るチェルシーがボールを支配して行く。 しかしチェルシーはあまりに攻める時間 […]

欧州CLベスト8第2レグ バイエルン・ミュンヘン-ミラン(0-2)

飲み会後の酔頭で見ていたので、ざっとした感想のみで。 一言で言えば、アンチェロッティ監督おなじみのチキン慎重采配が当たった試合だった。 ミランは、インザーギの1トップの下にセードルフとカカーを配した4-3-2-1という布陣だったが、実際はセードルフがかなり守備にも参加する4ボランチとも言える、アウェイゴールでビハインドを負っているとは思えない守備的な体制で、サイド攻撃はSBのオーバーラップのみ、中 […]

アジアCLグループF 全南-川崎(1-3)

グループF上位対決のアウェイ第1戦。 難しい試合が予想されたが、川崎は試合開始から高い位置からの厳しいチェックと、パス・ドリブルを交えた縦に早い攻撃でホームの全南にペースを握らせないうまい立ち上がり。しかし、全南も15分ごろからサイドの深い位置で起点を作り始め、レアンドロらの個人技でチャンスを作られる。 しかし川崎はその波を押し返すと、28分に右サイドでの早いパス回しから抜け出したマギヌンが倒され […]

CLつれづれ

昨日行われたACLのもう1試合は、川崎が全南に3-1できっちり勝ったようですね。 浦和がまだシドニーとの決戦を残しているのに対し、勝ち点が同じなら当該国同士の勝敗・得失点差が優先されるACLのレギュレーションにより、ライバルにアウェイで勝利した川崎はこれで1次リーグ突破が見えてきました。それにしても、まだ川崎がバンコク大学戦のように取りこぼしをする可能性があると言うのに、全南の監督はちょっとあきら […]

アジアCLグループE 浦和-上海申花(1-0)

ホームで勝ち点を落とせない浦和は、ワシントンと永井の2トップに中盤をポンテ・長谷部・小野・鈴木、DFが阿部・闘莉王・坪井・山田という構成の4バックで挑む。対する上海は3バックの形。 上海は実質5バックでがっちり引いてカウンター狙いの布陣だったが、浦和は試合開始からサイドを中心に相手陣内に攻め込み、何度も決定的なチャンスを作るのだが、高さでは相手が勝っている上に上海GK王が当たっていた事もあり、なか […]