ドイツ・ブンデスリーガ第28節 フランクフルト-コットブス(1-3)

残留争いのライバル(と言ってもブンデスは7位以下は全て残留争いなのだが(笑))とのホーム戦だけに、絶対に勝っておきたい試合だったが・・・フランクフルトは高原の1トップの下に、ヘラー、マイヤー、シュトライトを並べた布陣で臨む。
試合は残留争いらしく、キックオフからガツガツと音がするような激しい1対1での戦いが繰り広げられる。が、徐々にホームのフランクフルトがペースを握り、セットプレイの機会を何度も作るのだが、キルギアコスを出場停止で欠いたために、体格で勝るコットブスの守備陣にことごとく跳ね返され、こぼれ球からのシュートもギリギリでクリアされるなど運も味方についてくれない。
攻め続けて点が取れないとなると、守備の集中力が欠けてしまうのが下位チームの悲しい慣わしで、前半をスコアレスで折り返した後の後半14分に、浮き球をマイヤーが後ろ向きで適当なバックパス、さらにフィンクがこれまた後方を確認せずにヘッドで流すと、これがラドゥへのナイスアシストとなって失点を喫してしまう。
フランクフルトはすぐに中盤でのボールカットからのクロスをマイヤーがヘッドで決めて同点とするが、31分にはセットプレイからキオヨにキープされ、戻したボールに合わせたクロスに反応して飛び出したコットブスの選手へのマークが遅れ、GKと交錯してフランクフルトお家芸のオウンゴール。そして最後はお約束のカウンターから3点目を食らい、痛い痛い敗戦を喫してしまった。
まあ、これだけ致命的な守備のミスをやらかしてしまったのでは勝てるはずも無いのだが、キルギアコスがいないにもかからわず、不調なのかもしれないがアマナティディスを出さずに高原の1トップにした策は、あまりにも理解し難い下作だった。
高原も屈強なコットブスDFにマークを受けながらも、ポストプレイにドリブルと頑張ってはいたが、早いリスタートからフリーで打ったシュートは決めておきたかったところだ。次のビーレフェルト戦で負けてしまうとまた降格ゾーンに突入してしまうので、アウェイではあるが次こそ結果を出して欲しい。