欧州CLベスト16第1レグ バルセロナ-リバプール(1-2)

昨年の覇者対一昨年の覇者となったこの試合だったが、ご存知のようにリバプールが、アウェイでバルサに対して勝つという番狂わせを起こしてしまった。
試合は当然ながらホームのバルサが最初からボールを支配するが、リバプールは8人のコンパクトな2ラインを細かく上げ下げしてバルサの攻撃を罠にかけて行く戦法で対抗する。
バルサは狡猾なリバプールの守備にてこずるものの、いったんリバプール守備陣の2ラインの間でボールを持って前を向けば、ドリブルやワンツーといったアイデアと個人技で一気にチャンスまで持っていく場面を作り出してしまう。
そして14分に、左サイドでのロナウジーニョの溜めからザンブロッタがクロス、それがデコの頭にどんぴしゃと決まり、バルサが待望の先制点を挙げる。そこからしばらくはリバプールの守備が混乱してバルサにチャンスが何度も訪れるが、それを決めきれないまま徐々にバルサのリズムは減退してしまう。
逆に前半の43分に、リバプールが早いリスタートからクロス、バルサはあまりにもボールを持ちすぎて緊張感が落ちたのか一瞬ベラミーをフリーにしてしまい、一旦はヘディングをGKバルデスがキャッチするものの、ラインを割りそうになってボールを離してしまい、それをカイトが押し込んでリバプールが同点に追いついてしまう。
後半になっても試合のリズムは変わらず、と言うより前半に苦しめられたロナウジーニョに対するリバプールのマークがさらに執拗になった事で、バルサのチャンスの数はさらに落ちてしまい、かえってリバプールのカウンターチャンスが増える流れになってしまう。
そしてとうとう29分に、カウンターから珍しく4人が前線に出たリバプールの変化に全くバルサ守備陣が気付かず、カイトの飛び出しにはバルデスが反応して弾いたものの、こぼれ球を拾ったリーセが完全にフリーになっていて、バルサのゴールに2点目が吸い込まれてしまう。
こうなるとパワープレイに頼れないバルサは一気に苦しくなり、ベラミーを下げて10人で守るリバプールの守備を最後まで崩せず、非常に痛い敗戦を喫してしまった。
しかし、先のチェルシー戦もそうだったが、リバプールの試合を殺す守備組織は本当に見事というしかない。これでバルサはアンフィールドで2点以上を取らなければならなくなったが、ホーム・チェルシー戦でのリバプールの冷静さを思い出せば、かなり逆転は難しい事態になってしまったと言える。月並みだが、まずは先制点の行方に注目するしかない

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