スコットランド・プレミアリーグ第26節 インヴァネス-セルティック(1-2)

またもセルティックお家芸の「内容が悪くてもなんとか勝っちゃう」典型的な試合。
インヴァネスはここ4試合で3勝1分けと好調なチームらしく、試合開始から積極的にラインを押し上げて攻勢に出るが、セルティックもフェネホール・オフ・ヘッセリンクやビーティーがDFラインの裏や横のスペースで起点を作り、流れとしては何とか互角に持ち込むのだが、セルティックの選手がつるつる滑るようなピッチの悪さもあってか、ネイラーのクロスは明後日の方向に飛ぶし、中村のパスもうまくつながらずでなかなかチャンスを作れない。
それでも、37分に相手のゴール前でのクリアがバーに当たってラッキーにもライオダンの前に落ちてきたところを押し込んでセルティックが先制するのだが、これでセルティックも安心してしまったのか、相手の飛び出しに付くマークが甘くなって何度も危ないピンチを作ってしまう。そしてとうとう後半の12分にCKから失点。
その後はセルティックも攻めに出るも相変わらず形がチグハグで、同点で勢いに乗るインヴァネスに攻め立てられる場面が増えてしまう始末。でも、ロスタイムに左サイドでの中村のクロスのこぼれ球をフェネホール・オフ・ヘッセリンクが押し込んでなんとかかんとか勝利。
中村はピッチの悪さのせいかパスやドリブルにミスが多く、徐々にプレイが消極的になってしまった。特に、後半攻めに出たときに、パスの出しどころが無くて中盤で足を止めて短いパス交換をしたところで相手にボールをさらわれてしまったシーンはいただけなかった。冬場のジュゼッペ・メアッツァのピッチ状態の悪さはインヴァネスのスタジアム以上なので、CLに向けてしっかり反省して欲しいところ。