ドイツ・ブンデスリーガ第18節 フランクフルト-シャルケ04(1-3)

まあ一言で言って、フランクフルトにとっては非常にもったいない試合であった。
前半こそ、シャルケ伝統の前線からの鬼のようなプレスにボールをほとんどゴール前まで運べず、カウンターからスルーパスを通されて失点してしまうなど全く良いところが無くてどうなる事かと思ったら、後半になってパスをつなぐ事をあきらめて長いボールに頼り出してから不思議とシャルケのペースが落ち、3分には中盤からのパスと言うかこぼれ球に近いボールに鋭く抜け出した高原がDFやGKと交錯しながらゴールにボールを転がした同点弾を決め、そこからはフランクフルトのペースに。
しかし、そのすぐ後に高原の折り返しをどフリーだったアマナティディスがシュートをGKに当ててしまうビッグチャンスを逃した事が運の付きで、25分にCKからマークを振り切ったクラニーにヘディングを決められ、最後は前がかりになったところをカウンターで突き放されるお決まりの展開で万事休す。
結果こそ1-3になったが、アマナティディス以外は(笑)全員がしっかりとファイトしていて後半は全くシャルケに引けを取らない試合を見せていただけに、結果も失点の仕方も残念だった。高原も1トップの位置ながら、左右にパスを引き出す効果的な動きを見せていて、チームにきっちりフィットしているだけに、この結果に惑わされずに今の形を続けて欲しいものである。