ユーロ2008予選グループB フランス-イタリア(3-1)

早くもドイツW杯決勝の再現となったこの試合、フランスはジダンが引退し、イタリアは決勝の主演だったマテラッツィが出場停止中と、因縁の2人が抜けた状況での対決となったが、今回は結果も内容も決勝で敗れたフランスが完全に上回った試合となった。
そのフランスの原動力となったのはドイツで一気にブレイクしたリベリで、アンリの下のトップ下という位置付けながら、ウルトラモリシとも言える運動量でピッチのあらゆるところに顔を出し、イタリアディフェンスのほんのわずかな隙を逃さず、狭いスペースでボールを受けては素早いターンで前を向いてドリブルを仕掛けるなど、終始イタリアの守備陣を混乱させていた。そして、リベリが動いたスペースにマルダやアンリ、ゴブの前線の3人がどんどん入り込み、アンリの左サイドでの切り込みという必殺技を随所に散りばめて、破壊力のある攻撃を展開し続けた。
逆にイタリアは同じトップ下の位置に入ったカッサーノにまるで存在感が無く、ジラルディーノはセットプレイから得点は決めたものの、試合を通じての働きとしてはトップの位置に張って裏への飛び出しを狙うのみで、グロッソ、セミオリといったサイド陣がそれなりに頑張ってはいたものの、フランスの流動性あふれる攻撃に比べるとあまりにも見劣りが激しかった。もっとも、それだけフランスのマケレレとヴィエラ、テュラムの古井戸組の守備陣が固かったという事でもあるのだが。
まあ、まだイタリアはリーグが開幕前であり、W杯で燃え尽きた部分もあるだろうし、コンディションや集中力といった面でフランスに劣っていたのは仕方ない部分はあるだろうが、予選3試合を経過してわずか勝ち点1という成績ではドナドーニ新体制に批判が集まるのは仕方ないところだろう。トッティが年内は代表戦を辞退しているので気の毒な面はあるが、次のウクライナ戦にも負けるようだと更迭が現実的になって来そうだ。

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