フランス・リーグアン第3節 ルマン-ヴァランシエンヌ(3-2)

ルマンにしてみたら、まあこんな試合内容でよく勝ち点3が取れたな、という言葉に尽きる試合だった。
昇格組のヴァランシエンヌをホームに迎えての試合だったためか、ルマンのチーム全体に楽観的な空気が流れていて、DFはポンポンと長いボールを前線に入れて、ロマリッチあたりも最初から高いポジションを取っていたために、守備から攻撃へと移る出足が非常に速いヴァランシエンヌのカウンターが全く防げず、どちらも単純な長いボールに対して左SBのボナールの対応が遅れ、サイドからほぼフリーの状態で攻められてスコスコと2点を取られるというどうしようもない展開。
攻撃でも中盤のタメというものがないので縦にしかボールが動かず、SHの松井やバングラが全く生かされずにヴァランシエンヌに跳ね返されてはセカンドボールを拾われて逆襲されるのみ。が、その流れを救ったのが前半37分のロマリッチのFKで、ルマンはこれでやや落ち着きを取り戻す事が出来、後半も相手に押される展開は変わらないながらも、9分にロマリッチのミドルシュートの跳ね返りを押し込んだサマサの得点で同点に追いつき、あとは完全にルマンのペースになってバングラのシュートで何とか突き放した。
それにしてもヴァランシエンヌは、90分間惜しみない走りで前線からボールを追いまわし、攻撃ではとにかくスペースへとシンプルにボールを回す、フランスのジェフとも言うべき非常に良いチームだった。でも良く考えて見れば、昨シーズンのルマンもそういう評価であったわけで、今年はグラフィチやロマリッチといったタレントが目立つチームになっているが、ルマンの選手もヴァランシエンヌを見て再度自分らを見つめなおしてもらいたいところだ。
この試合の松井は、前節同様左SHと右SHの位置を時たまバングラと入れ替わるようなポジションでのプレイ。前半こそ相手のマークとルマンの中盤の溜めの無さでほとんど良いタイミングでボールをもらえなかったが、後半になって少しスペースが出来てからは、今年の得意技である緩急を付けたドリブルで何度もファールをもらう活躍を見せた。欲を言えば得点が欲しいが、まずはフル出場での勝利を積み重ねてもらいたい。

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