ドイツW杯グループF 日本-クロアチア(0-0)

言わずともこれに負けると敗退決定の崖っぷち、スタメンはGK川口、DF三都主、中澤、宮本、加地、MF小笠原、中田、福西、中村、FW高原、柳沢。クロアチアはプルショとクラスニッチの2トップの3-5-2で、怪我といわれたニコ・コバチもスタメン。
試合は猛暑とあって、クロアチアは日本がボールを持つと引いてカウンター狙いで、ボールを奪ったら右サイドのスルナに預ける省エネ戦法に出る。日本は序盤こそドイツ戦で見せたような前後で挟む守備を見せてチャンスを作るものの、当然ながら中央を固く守る相手になかなか決めきれない。そんな中で、一発の長いパスがプルショに出、マークについていた宮本が対応を誤って後ろから倒してしまいPK。万事休すと思われたがスルナのPKを川口が見事に弾き出す。
しかしこれで宮本は自信を失ったのかオージー戦同様に徐々にラインが下がり始めてしまい、キープ力に勝る相手につながれてずるずると行ってしまい、結局は苦しい体勢からのクリアが多くなって相手に自陣内での長いプレイを許してしまうはめになる。が、数多くあったセットプレイのピンチも運が味方して失点にならず、とりあえずは無失点で前半を終了する。
後半開始から精彩を欠いた福西に代えて稲本を入れ、これで中盤にアグレッシブさが出て日本にペースが移り、6分には右サイドでの崩しから最後は柳沢が抜け出して当てるだけのチャンスを得たのだが、これを見事に柳沢が枠外へ。そこからはラッキーにもクロアチアのほうに先に疲れが出て、日本が中盤でボールを奪う場面が増えたのだが、そこでやはり攻めにつまらないミスが出て逆襲を食らうなど、どうにもペースを自分の方に移しきる事が出来ない。
そこからは互いに選手を投入して前線でのみの勝負となり、日本もさすがに疲れて中盤でイージーなパスミスを量産するピンチを何度も作ってしまったが、そうなると有利なはずのクロアチアに最後のシュートでミスが出るなどツキもあり、日本は勝てたかもしれないが十分に負けた可能性もあった試合を順当過ぎるドローで終わってしまった。
1対1に弱いが運動量では勝つといったまさに日本らしい試合となったのだが、特にボールを奪った後に引く動きをする相手よりも早くにシュートまで持っていく形が出来なかったのが、この苦戦につながってしまったように思う。中田はもっと緩急を付けてサイドに展開してという攻めをしたかったようだが、まずはこのラインの低さをどうにかしないと到底無理な注文だろう。運動量だけなら加地も三都主もよくやっていたと思うよ。
これで日本はわずかに首の皮一枚のみがつながった格好になったが、それがアトランタの再現にかけるしかないというのはあまりに寂しく、また皮肉だと言わざるを得ない。とりあえずカピタンと電通はほっとしているだろうけどね。最後にブラジルに健闘で感動をありがとうでシャンシャンだけは勘弁して欲しいね。4年前に希望したように倒れるなら前のめりで。でないと、また「最後は不完全燃焼だった」になっちゃうよ(笑)。

●採点


  • 川口 7.5 PK阻止は見事。危ない場面もあったが失点にはならず。

  • 三都主 5.5 基本はザル、走るのと攻めるだけなら良いのはいつもの事。

  • 中澤 6.5 今日は空中でも足元でも終始粘り強く守った。

  • 宮本 4.5 後半持ち直したが前半はボロボロだった。

  • 加地 6.5 フィールドプレイヤーではベスト。良いクロスがあれば。

  • 中村 5 体調が悪いのか全てに精彩を欠く出来。

  • 中田 6 運動量はすさまじかったがパス精度に欠けた。

  • 福西 5 アンカーというには突破を許しすぎた。

  • 小笠原 5.5 よく走ってはいたんだけどねえ・・・

  • 柳沢 5 あれは入れないといかんでしょ。

  • 高原 5 今日も彼の日ではなかった。

  • 稲本 6 波はあったが日本に活気を与えた。

  • 玉田 5.5 もっと裏への動きやボールへのからみが欲しかった。

  • 大黒 -

  • ジーコ 5.5 今日は交代は悪くなかったし運もあった。無かったのはチームとしての攻め方。

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