欧州CL決勝 バルセロナ-アーセナル(2-1)

試合から1日経っているってのもあるので、細かい得点経過は抜きという事で。
まあ、一般的な見方からすればレーマンやっちゃったね、にまず印象が集約されてしまうのだろうが、そこから後半31分までのアーセナルの戦いは本当に見事だった。
FKの落ちきらないところをドンピシャで合わせたキャンベルのヘディングはスーパーだったし、この試合に限って言えばロナウジーニョをはるかにしのぐ輝きを見せ、バルサDF陣を一人できりきり舞いさせたアンリの働きは素晴らしかった。しかし、この試合の本当の功労者であり、同時に戦犯にもなったのはアーセナルの守備組織であった。
この試合で1人少ないアーセナルが先制したために、その後は見たくなくてもアーセナルの守り方を観察せざるを得ない時間帯が多くなってしまったのだが、見ているととにかく約束事がはっきりしていて、サイドでキープされた時以外は、DFラインの前でボールを持たれても決してPA内には下がらず、時には裏への飛び出しを完全に無視する時もあるなど、徹底して最終ラインにデコボコを作らず、前へのアタックでボールを奪おうという姿勢で一貫されていた。
バルサはアーセナルに比べると高さで劣るだけに、ジュリやエトオがサイドでボールを受けて起点になる動きを見せていたのだが、アーセナルがどこぞの代表とは違って常にSBのスペースを埋めていたので自由なボールを上げられずに最後まで苦労する羽目になってしまった。
しかし、後半16分にラーションが入ってバルサが4-2-3-1になるとアーセナルの守備が混乱し始め、同点の場面では左に飛び出したエトオに最終ラインの位置を無視してついて行くかどうかをエブエが一瞬躊躇してしまい、エブエはオフサイドを主張して手を上げたもののむなしく失点と、ラーションの意表をつくスルー気味のパスを誉めるべきなのだろうが、一度ひびが入ると一気に崩れてしまうアーセナルの守備組織のもろさを感じざるを得なかった。
とは言え、攻撃力では欧州最強のバルサを後半31分まで封じ込めたアーセナルの守りは立派だったし、それだけにレーマンの退場は残念で仕方が無かった。これからいよいよW杯に突入するが、開催国のプレッシャーを前に代表の正GKに指名されたレーマンが大会までに立ち直れるかどうかが心配である。
とりあえず、誰が見ても今年のバルサは欧州最強だった。最強が必ずしも最高の結果を残すわけではないこの世界で、ちゃんと結果を出せたのは選手も監督も偉大と言うほか無い。本当におめでとう!

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