イングランド・プレミアリーグ WBA-マンチェスターU(1-2)

WBAとしては残留への正念場となる上位との対決第一弾。稲本は4-3-3の中盤の左で先発、マンUはルーニーとサハの2トップでファンニステルローイはベンチという形でのスタート。
試合は当然の事ながらマンUがボールを支配するもののWBAも集中を切らさない守備で対抗し、これは面白い試合になりそうだと思ったら16分にあっさりとCKからサハをフリーにしてしまって失点。逆にWBAはセットプレイからの大チャンスにマンUのGKファンデルサールに弾かれて得点できずと、運を味方につけられない。
後半になってようやくWBAもリスクを犯して前に出てきてチャンスらしきものを作るようになりはするのだが、当然WBAにそこを決めきれる決定力など無く、後半24分にDFからのパスミスを拾われてまたもサハに決められ、WBAの反撃もエリントンのCKからのヘッドに押さえられて順当ではあるが惜しい敗戦となってしまった。
まあそれが上位と下位の差といってしまえばそれまでなんだが、少ないチャンスをものに出来ない決定力不足と、よく守ってはいるんだけどここぞというところでDFラインが単純なミスをしてしまう経験と集中力不足を感じざるを得ない試合であった。とにかく残留は最後の最後まで決まらなそうなのは確かだろう。
稲本の出来は、ゾーンのカバーもマークも怠らず、数少ないながら攻撃参加も見せるなどまずまずの働きぶり。ミドルシュートが入っていればヒーローだったのだろうが・・・とりあえずはこの調子で試合に出続けて、試合の流れを読めるようになって攻守でキーポイントとなる場面で目立ってくれるようになる事を期待。