イングランド・プレミアリーグ WBA-チェルシー(1-2)

久々に稲本が中盤のスタメン(ただし4-3-3の左ボランチ)で出場した、強豪チェルシー相手の試合。
WBAは試合開始直後のチェルシーの猛攻をしのいでからは積極果敢に前に出て、サイドからのクロスを中心にいくつか惜しいチャンスを作ったのだが決めきれず、逆に後半6分に稲本が相手のプレスをバックパスで逃げようとしたところをかっさらわれてドログバに先制を許し、その後17分にロッベンが一発退場したにもかからわず、ジョー・コールに2点目を入れられるなど、WBAの得点力の低さとチェルシーのここぞの集中力の高さを見せ付けられた試合だった。
稲本もそれなりに攻守に良いからみを見せてはいたのだが、これだけのハイペースな展開になると他の中盤の選手に比べると時々埋没してしまいがちで、しかも稲本だけの責任ではないとは言え失点の起点となってしまった事は残念と言うしかない。WBAがもう少しポゼッションを重視するサッカーであれば稲本も生きるのだが、残留争い真っ只中の今はとにかく献身的なプレイを心がけるしかないだろう。