今日の戯言

まあ「普通の国」はそれでいいのかもしれませんがね・・・
今までも散々々々書いている事ですが、チームとしてのベースとなる組織が無いのでメンバーが集合するたびに戦術を一から構築しなおさなければならないジーコジャパンでは、強い相手との試合をこなしながらチームを固めていく必要があるわけで、この本大会前の貴重なテストマッチでマルタ相手に勢いをつけたところで、三都主の攻め上がりの勢いばかりが増えてしまうだけのような気がするのですが(苦笑)。
さて、昨日はそのシーンをまだ見ていなかったのでここでは取り上げなかったのですが、ようやく広島対鹿島の柳沢のハットトリックのダイジェストをネット経由で見ることが出来ました。いや、一月早いエイプリルフールじゃなかったんですね(笑)。でも確かにオーバーヘッドは見事でしたが、1点目と2点目はちょっと広島のDF陣が不注意すぎましたね。
浦和に移籍した小野のプレイを見ても、守備の場合は1対1でのマーキングよりも多人数で囲んで取る、逆に攻撃はショートパスで横や後ろに出して囲みを突破するといったJのサッカーゆえに、フォローのために近くにいる選手についワンタッチパスを出してしまっているところが見受けられます。
小野のイメージでは、ワンタッチパスで攻撃をスピードアップさせようとしているのかもしれませんが、ワンタッチパスを受けた選手が強引な突破を見せたりワンタッチのサイドチェンジで大きく展開したりという事が無いので、結局そこで攻撃が詰まってしまうという具合になってしまっているように思います。
1対1での戦いを主眼としたサッカー、ちまちまとパスを回すよりもワイドに大きな展開をするサッカーを目指さないと世界と互角に戦えないのは代表を見ていても十分に分かる事なんですが、果たして今年から判定基準を見直すと明言しているファールの判定で変わっていくことが出来るんでしょうか。まあ第1節を見た限りではそんなに変わってる感じはしないんですけどね・・・