オランダ・エールディビジ ヘラクレス-ADOデンハーグ(1-3)

平山についてのみのコメント。
中田氏のレポートによると実際に重かったらしいが(笑)、この日の平山はいつも以上にプレイにキレが無く、たまにボールが来るとそれなりにポストプレイを頑張ってはいたのだが、相手が平山にボールが来る前後を狙って厳しいマークを仕掛けていたために、体でブロックするキープやラインと駆け引きする細かい動き出しに欠ける平山に対して、ヘラクレスはなかなかクサビのボールを出せないように見えた。
おかげで、タンゲやスラウターが比較的平山に近い位置でプレイする位置取りをした効果が生かせず、相変わらず精度の低いクロスしか出せないサイド攻撃でしか効果的な攻めが出来なかった。立ち上がりにヌルメラからのクロスを平山がドンピシャで合わせた場面があったが、それが唯一のクロスからの決定機だったのはあまりに寂しいと言わざるを得ない。
まあ壁に当たっているというよりは、経験やスキルよりも能力だけでここまで来たようなものだから、ここからがようやく世界レベルでやって行くためのスタートラインなんだと思う。チームメイトや監督とのコミュニケーションを高めて、残留争いの厳しさの中での着実な成長を期待したい。