FAカップ5回戦 ボルトン-ウェストハムU(0-0)

FAカップも5回戦ともなるとどのチームも負けたくない意識が強くなるのか、両チームともに90分間守備のバランスを崩さず、結果的にショッツオンターゲットが2対2という非常に決定機に乏しい試合展開となってしまった。
中田は左MFとして先発出場し、ホームという事もあってCHの位置よりは上がり目のポジションを取ることが多かったのだが、ボルトンがダイアゴナルに遠めの味方にパスを出す展開が多く、中田が視野の広さを生かしてチャンスにつなげるような場面はあまり見られなかった。
それでも、攻守の切り替えに置いての実直な動きは怠らず、ボールにからまなかったとは言え常にボルトンのスペースを作ったり潰したりという機能面で地味な貢献は出来ていたように思う。上がり目のポジションを取りたい気持ちを抑えて低めに位置すればもっとボールは回ったとは思うが、とにかく今はプレミアの試合運びやテンポに慣れる事が第一だろう。