オランダ・エールディビジ第24節 PSV-ヘラクレス(1-0)

まあ結果として負けは負けではあるのだけれど、完全な決定機の数で言えば、ヘラクレスがイタリアばりの終始集中を切らさないマンマーク守備で頑張ったために、それほどPSVにも多くは無かった試合ではあった。ヘラクレスとしても、マンマークの守備を試合を重ねて連携が熟練してきたのもあるが、フェイエに比べると個人技よりも組織に強みがあるPSVのほうがやりやすかったのだろう。
攻撃面でも、PSVに押されながらもどこぞの某代表チームとは違って、プレスの中でもしっかりと体を張ってボールをつなぐ意識と組織が出来上がっており、内容としては立派な試合をやっていたと言える。それだけに、仕方ないとは言えファルファンの直接FKを決められてしまった事と、後半20分にようやく訪れた決定機に平山が惜しくもゴール左に外してしまったシュートが非常に惜しまれるのは確かだ。
今日の平山については、PSVが平山の弱点を突くというよりは自分たちの守備をしてくれたおかげで、足元では劣勢に立たされはしたが高さでは優位に立つ場面が多く、かなりPSVを悩ませた存在となっていた。もう少し、ちゃんとクロスを上げてくれる選手がいれば得点の可能性は十分にあったのだが、今のヘラクレスでは仕方ない。平山の高さがあればチャンスは1試合で必ず1回は訪れるのだから、そこで結果を出すしかない。