リーガエスパニョーラ レアル・ソシエダ-マジョルカ(2-1)

まあ画面から塩が噴出しそうなしょっぱい試合。
マジョルカは出場停止の選手が多い影響で新戦力のピスクリチが左SHに入ってアランゴがボランチに下がったのだが、サイドが完全にソシエダのプレスに封じられてすぐに寸詰まりとなってしまってボールを下げるしかなく、中盤で良い形でボールが持てないのでFWへのボールもアバウトな長いボールしか出せず、平山ならともかくビクトルと大久保では跳ね返されるのがオチで、ボランチも前に上がれずにロングボールの跳ね返りを拾うことも出来ず、全くマジョルカに攻めの形というものが見られなかった。
それでもソシエダに疲れが出始めた後半からは、大久保も何度かスペースでボールをもらう事が出来はしたのだが、マジョルカはせっかくボールを奪っても周りの動き出しがなくて足が止まっている状態で、分厚い攻撃を仕掛けられた場面はほんの数えるほどだった。それでも、たま~のアランゴの攻撃参加から頭でそらせたボールをピスクリチが決めて同点まで持ち込んだのだが、後半39分に1点目も緩慢な守備で失点の原因となったヌネスが股をグラウンダーのクロスで抜かれ、逆サイドのゴンサレスに決められるという、この日のマジョルカを象徴するようなトホホな失点で最下位転落。また今シーズンも、次のヘタフェとマラガに連勝しなければならない崖っぷちをしょってしまった。
大久保は、まあ中盤からパスがまるで出てこないチーム状態ではあったものの、相変わらずオフザボールの動き出しとファールをすぐにもらおうとする悪癖は変わらず、ボールを持てば切れの良い動きは見せたが、ボールを持つ回数があまりにも少なすぎた。守備でも、そこで走ればボールが取れるのにというところで棒立ちで立っている場面もみかけられ、あんまり戦術的な指示も伝わってないのかなという印象を持ってしまった。次こそ結果を出さないと個人的にもチーム的にもまずいぞ。