FAカップ3回戦 WBA-レディング(1-1)

この試合は稲本についてのみ。
稲本は怪我明けで久々の試合ということも割り引いても、あまりにも様子見が多くて攻守に顔を出す場面が少なく、たまにパスをもらえてもベクトルが前に向いた状態でボールを持つような場面は数えるほどで、ぶっちゃけスタンドが低位置でも仕方ないなと思わせる低調なパフォーマンスに終始してしまった。そして当然のごとく後半早々にベンチに退却。
とは言え、チームとしても同時に1人や2人までの動き出しはあっても、それ以上に攻撃で選手が連動して動くような仕掛けが無くて、結局最後のゴール前では手詰まりになってしまい、モチベーション高く全員が攻守に懸命に動き続けたレディングの前に終始押されっぱなしになってしまった試合であったと言える。
まあ、特にチームのメカニズム自体に何か決定的な穴があると言う訳ではなくてモチベーションや疲労の問題である事は明らかだが、次の試合でも同じようなパフォーマンスを見せてしまうと速攻でスタメンを剥奪される厳しい世界だけに、稲本には是非とも奮起をお願いしたいところである。