フランス・リーグアン第17節 モナコ-ルマン(2-0)

この試合では松井は左ウイングとしてフル出場。上位チーム相手のアウェイ戦という事でかなり厳しい戦いが予想されたのだが、予想をはるかに超えるルマンの出来の悪さがとにかく目に付いた試合だった。
以前からラインを引いているだけで連動したプレスと言うものがさっぱり無い状態が続いていたのだが、この試合でもそれはまったく改善されてなく、4人がずらりと並んでいる中を簡単に裏に抜け出されてピンチという場面を作られて、抵抗も何も無いままに前半で2点を取られてしまう有様であった。攻撃でも、ボールを奪う位置が低い上に、状況判断をせずに無謀な縦パスを出して軽く相手にカットされたり、状況判断が出来る時間が与えられたかと思ったらボールを持っている間に取られるか詰められてバックパスという始末で、前線がほとんどよい形でボールをもらうことが出来なかった。
そんな中であったが松井の出来自体はかなり良く、足元でピタリと止まるトラップから1対1の場面を確実にものにして前線へパスしたりと、チームの中で唯一チャンスにつながるプレイが出来ていた。が、それにしてはあまりにもボールをもらう回数が少なく、出来を結果に生かせなかったのが惜しまれる。まあ、この出来を続けていけばチームの成績にかからわずオファーは来るだろうから、あまり悩まずにがんばって欲しいところだ。