スコッチプレミアリーグ第3節 セルティック-ファルカーク(3-1)

今日も中村はズラウスキーとハートソンの下で4-4-2の中盤のトップ下の位置でプレイ。今日はズラウスキーがはっきりとFWの位置でプレイしたために、中村はあまり最前線には顔を出さず、比較的サイドやバイタルエリアにフリーになるように流れてプレイする事が多かった。
しかし、このチームの抱える悩みは海外組抜きの日本代表と同じで、トップにクサビの良いボールが入れられないためにトップ下の中村が前を向いてプレイする場面が作れず、仕方無しにサイドにボールを展開させてクロスをするのだがそこまでの運びが遅く、がっちりとDFが人数を揃えてマークしている中に放り込むので跳ね返されてカウンターをくらうという悪循環で、組織でプレスをかける形が出来ていないのでチェイシングしてもボールが奪えず、DFとボランチの間がすっぽり空いてしまっては危ない場面を作られつづけていた。
案の定、それで前半に先制点を与えてしまうのだが、後半開始直後に何とか中村のサイドからのクロスをハートソンが決め、そしてトンプソンのボレーとFKで追加点を加えて勝ちはしたものの、チームとしての完成度で言えばはるかにファルカークのほうが上で、来週のレンジャースとのオールドファームに向けてますます不安が募る事になったのは確かだ。
中村もデビュー戦を無事終えて、怪我もあった事もあってか今日は無難なプレイが多くてやや物足らない内容だった。次の大舞台では是非サポーターの心をがっちりわしづかみにするプレイを望みたい。