今日のツールドフランス

カテゴリー1級の峠が2つ、しかもゴール地点が頂上ゴールと言う今年のツールの総合争いを大きく左右する注目の第10ステージ。放送が開始されるとポスツーマやブロシャールなどの7人が集団に6分差をつけて最初のロスラン峠を登っている状況。
後続ではモローのクレディ・アグリコールが山に強くないマイヨジョーヌのフォイクトを疲弊させるべく積極的に引きましたがすぐにガス欠、そこから無秩序になった集団からクレーデンやバルベルデあたりがアタックしだしたのに業を煮やしたディスカバリーが先頭に立ってコントロールし始め、ここでフォイクトは厳しい状況に。
それでもフォイクトは何とか集団に食らいつき、下りになると先頭ではブロシャールが逃げてサンチェスが追いついて2人逃げの状態になるが、クールシュベルの入り口ではヤクシェやペレイロが追いついて4人になり、メイン集団には3分差をつけて登りに突入。メイン集団はディスカバリーががっちりパック。フォイクトはやはり遅れるがバッソがエースのCSCはアシストも付けずフォイクトはここでさようなら。毎年期待のエウスカルテルのマヨも不調なのかフォイクトと同じグループでゆっくり登る。
クールシュベルの登りではまずリバティ・セグロスのエラスとベローキの両エースが遅れる意外な展開。そしてガルゼッリ、モロー、ボテーロが次に脱落。そしてゴール前12km地点でランスのアシストが次々に役目を終えてポポビッチのみが残る状態に。しかし、好調が伝えられていたヴィノクロフが何とここで遅れてしまう。
そしてゴール前10km地点でランスがとうとうアシストを切り離してアタック、これに付いていけたのはバッソ、ラスムッセン、マンセボー、バルベルデのみでウルリッヒとクレーデン、ランディスが脱落する。さらにヤクシェが吸収されて7.5kmでバッソがギブアップ、先頭は4人という事に。ランスは登りをこなしながらも首や腰をストレッチをする余裕。
しかしランスもここで慌てて無理なアタックをする事も無く、うまく他の3人に先頭交代をさせてペースを保ち、最後はスプリント合戦でバルベルデには遅れを取ったもののライバルにはきっちりと差をつけた状態で最初の登りゴールをクリアしたという結果に。
ランスはこのステージで2位に終わったとは言え、先頭集団でも終始余裕を見せてコントロールし、バルベルデにもゴール後に手を差し伸べるなど、この日ランスに抵抗した3人に対しても完全に精神的優位に立った事は間違い無く、ラスムッセンに38秒差、バッソに2分40秒差という総合でのタイム差以上にライバルに対して力を見せつけたことは間違い無く、もはや今年のツールはアクシデントが無い限りはランスがものにしたと言っても差し支えないようなステージとなった。
とは言え素質については早くから太鼓判を押されていたバルベルデの勝利は見事で、やはりランス引退後のグランツールの主役の一人として、バッソやクネゴと共に挙げられる選手になったのは確かで、ツールの残りステージを含めてこれからの活躍が楽しみである。
明日はカテゴリー超級の峠が2つ、1級が1つとハードなステージだが、最後は下りきってのゴールなだけに、アシストを含めたチーム力が勝負の行方を左右するステージであり、この日敗北したT-モバイルチームの逆襲を期待したいところである。

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