今日の戯言

いや日本も随分となめられたもんですね。
攻撃的MF2人だとカカーとロナウジーニョになるわけですが、それでもブラジルにはジュニーニョやジュリオ・バプティスタ、ゼ・ホベルト、エドゥあたりも控えているわけで、4-4-2同士のマッチアップになるとアドリアーノのマークが田中に、ホビーニョのマークが宮本になるという想像するだに恐ろしい事態が待っているわけですから、まあなめられても仕方ないわけなんですがね(笑)。
特にアドリアーノは一人では絶対に止められないので、田中が攻撃を遅らせている間に中田がはさみ込んでボールを奪うような注意を常に払う必要があるでしょう。それでもシュートは撃たれるでしょうから川口の確変に期待するしかありませんね。ホビーニョはやはり持ちすぎの傾向があるのでうまく自滅してくれれば・・・しかしサイドバックの脅威にはさらされるんだろなあ・・・って考えれば考えるほど単なる「マイアミの奇跡」のプレイバックしか頭に出てこなくて無駄ですねこりゃ。とにかく、ブラジル戦は純粋に楽しむことにしますです。
そして今晩はワールドユースのモロッコ戦があるわけですが、日本は兵藤に代えて水野を先発に持って来るようですね。今大会では兵藤はほとんど攻撃面での貢献が出来ず、ベナン戦でも失点場面での起点にもなってしまった事を考えると仕方のない選択でしょう。決勝トーナメントという事でグループリーグで大事な「負けない試合」を目指してもあまり意味がないわけですから、守備偏重の大熊監督でも吹っ切れた部分があったのかもしれません。って書いてたら当人は120分勝負なんて言ってましたよ(笑)。
しかし何で同じ国なのにここまで方向性が違うのかなと思ってしまいますが、最近は若年層からベテランまで一貫したシステムと思考で統一されるのが必ずしもいいわけではないと思っていたりもするんですよね。今のジーコジャパンである程度プレスの形が出来ているのもトルシエ時代の経験や、中村や中田のイタリアでの経験があってコンフェデと言う舞台が与えられたからこそですし、あれほど酷評された2001年と2003年のユース組も、気がついてみればほとんどの選手がしっかりとJのレギュラーになっているわけです。
確かに、良い指導者に恵まれれば伸び具合は変わるのかもしれませんが、まずはとにかく国際経験が積める場でいろんなチャレンジをしてみるというところが重要なのかなと。それをどう生かすかは結局選手次第ですからね。まあ、ここのところの若年層の代表のように、大会での内容と結果がしょぼいと見ているこっちのストレスは溜まりますけどね(苦笑)。さて、今晩の試合が彼らにどんな成長のきっかけを与えてくれるのでしょうか。