コンフェデ杯グループB 日本-ギリシャ(1-0)

試合経過については省略。
既にマスコミなどからは4バックにしたから勝ったような報道がされているが、それよりも特に前半に見られたような、ファールも辞さずに相手に厳しく行くやり方がギリシャの勢いを殺いだのが大きく、メキシコ戦に比べると大きな進歩を見せた点だったように思う。また、中田もこの試合ではあまり上がりすぎることが無く持ち前の運動量と試合を読む目が守備面において大きな効力を発揮していたのも良い点だった。
攻撃面では、まあギリシャのプレス守備の出来があまりに酷すぎたのは確かだが、玉田と柳沢が頻繁にバイタルエリアに下がってはサイドを中心に前に出る組み立てにギリシャが付いて行けず、結果的に相手のラインを下げ、中盤の選手が自由にプレイ出来るスペースを作れた要因となった。前節では完全にブレーキになっていた中村が復調して前への推進力が出たこともプラスアルファになった。
とは言え、チャンスの数に比べると得点1という結果はあまりに寂しく、攻撃の機能性という点では最高の組み合わせである玉田と柳沢というコンビに完全な信頼は置きにくい。大黒も得点は見事だったが、それ以上に雑なプレイも多くて先発として使うにはもう少し確実性が欲しいところであるし、「新」黄金の中盤もシュートへの意識と言う面ではまだまだ低く、こと「点を取る」という課題については宿題は残ったままである。
また、守備面でも後半はうまく処理できるようになったとは言え、ハイボールを先に相手に触られてしまってはアクシデントが起こる可能性が高くなってしまうわけで、まさかジーコが本番で中澤を起用しない事は無いだろうが、茂庭や松田といった選手を全く使おうとしないのは不可解極まりない。4バックにして中田が中盤のケアをほったらかしにしなかった事で破綻は少なかったが、ラインコントロールという面では設定が低くなりすぎた場面も多く、この試合ではギリシャの攻めのまずさに助けられたと考えて、90分間きちんと統率する事をもっと試合の中で追求して欲しい。
次はブラジル戦だが、まずはボールの出し手と受け手に対して厳しく守る事、ボールを奪ったら素早い動き出しと展開に努める事(これは大丈夫だろうが)、そしてシュートを思い切りよく確実に打つ事。これらの点が高いレベルで実現できれば、決勝トーナメント進出も不可能では無いはずである。木曜の朝に金星の報が聞ける事を期待したい。

●採点


  • 川口 6 ハイボールの処理に不安はあったがそれ以外は確実に守った。

  • 三都主 6 まだ守備に軽さは残るが、足を止めてのドリブルが減った事は喜ばしい。

  • 宮本 6 前半は高さに苦しんだが後半には落ち着いた。ラインにはまだ課題。

  • 田中 6 相手を良く防いでいたが、最後のバックパスミスは勘弁。

  • 加地 6.5 活発に上下し、守備では相手のサイドを封じ込めた。

  • 中村 6.5 復調。攻撃のアクセントとなる。ただ、フィニッシュへの意欲がもっと欲しい。

  • 中田 6.5 今や日本の完全なる司令塔。クラブでもここでやって欲しいのだが。

  • 福西 6 シンプルなプレイの心がけはいいが決定的なパスミスも多いのは・・・

  • 小笠原 5.5 良いプレイと悪いプレイと出入りの激しい出来。

  • 柳沢 6 繋ぎ役として奮闘。ループが入っていれば良かったんだけどね。

  • 玉田 5.5 転びすぎに外しすぎ。動きはいいだけにもったいない。

  • 大黒 6.5 得点は見事。雑なプレイが減れば十分海外でやれる。

  • 遠藤 6 落ち着いてはいたが欲を言えばもっと動いて欲しかったかな。

  • 中田コ -

  • ジーコ 6 交代が遅いのは相変わらずだが勝負勘はさすが。あとはDFの人選か・・・

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