J2第16節 京都-福岡(3-2)

勝ち点差は12あるとは言え、好調同士の1位と2位の直接対決という注目の試合。互いに4-4-2のフォーメーションで京都は田原とアレモン、福岡は林とグラウシオの2トップ。
試合は両方ソリッドな4バック同士と言うことで、プレスでボールを奪ってはサイドを使うと言う形で推移するのだが、たまのセットプレイ以外ではあまりチャンスが無い展開が続く。が、13分に右からのクロスのこぼれ球をアレックスが遠目の位置からオーバーヘッド、これが良いコースに飛んで福岡がワンチャンスで先制する。
その後は京都が反撃・・・とは行かずにかえって福岡の高い位置からのプレスが機能し始め、ボールを奪ってはSBが攻撃参加という形で徐々に京都を押し込み始める。京都はプレスのかけどころがあまりはっきりせず、福岡にボールを持たれてラインがずるずる下がる悪いパターンに落ち込み、攻撃もサイドが下げさせられている事もあってか前線へのアーリークロスのような早く中へ入れる攻撃ばかりになってしまう。
それでも京都は田原の高さやアレモンのスピードでシュートチャンスは作るのだが、これがことごとく福岡GK水谷に防がれてしまい、試合は再び福岡ペースに。30分を過ぎるとほとんど京都陣内で福岡がボールキープをする形になってしまい、京都は打開の糸口を全くつかむ事が出来ない。それでも京都は前半終了間際にいくつかセットプレイのチャンスを得るのだが、全て福岡DFに跳ね返されて前半を終了する。
後半になると京都が高い位置からのプレスが復活し、サイドでの主導権を握ってペースをつかむ。そして4分にCKから相手のオウンゴール、11分にオーバーラップした中払を川島がPA内で倒してしまい、PKをリカルドがGKの手に当てながら決めて京都が一気に逆転する。その後も何度もシュートチャンスを作る京都に対し、福岡は流れを変えるために有光を投入する。
するとこの采配がズバリと的中し、22分に福岡の攻めに対して京都DFがボールウォッチャーになってしまい、その中をスルスルと抜けた宮崎がPAから出てきた京都GK平井よりも一瞬早くボールに触って京都ゴールに流し込んで福岡が同点に。その後は京都が攻めて福岡がカウンターを狙う形になるが、京都のシュートはことごとく水谷にセーブされてしまう。
しかし34分、米田を下げてパウリーニョを入れた柱谷采配が決まる。福岡PA外からのパウリーニョのフリーキックが、GKのブラインドとなって水谷の脇を抜けて京都が勝ち越し点を決める。その後は前に出た福岡がボールをつないで迫り、なんと有光に代えて太田を入れてパワープレイで勝負に出る。が、ロスタイムにグラウシオが2枚目のイエローで退場になって万事休す。注目の対決は京都に軍配が上がった。
福岡は組織戦術と水谷を中心とした粘り強い守備で京都よりも良い試合を見せたのだが、最後は京都の個人能力に屈してしまった。もう少し前線で個人技勝負が出来るクラックがいればJ1は堅いチームだとは思うが、こういう試合でどこまで辛抱が出来るかが今後のカギだろう。逆に京都はこれで非常に楽になった。ただ、今日も凡ミスから失点を喫したように、この成績に気を抜かずにプレイする事が肝要だろう。

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