キリンカップ 日本-ペルー(0-1)

南米予選7位と苦戦しているものの、体とキープ力の強さには定評があるペルー代表との親善試合。日本はGK川口、DF坪井、宮本、田中、MF三都主、遠藤、福西、三浦、トップ下小笠原に2トップが玉田と鈴木と、怪我人のおかげでややベストとは違う布陣。ペルーも3-5-2のマッチアップ。
試合はフォーメーションが同じで共にマンマークでの守備を基本とするチーム同士らしく、中盤での潰し合いという形で始まる。日本は、早いタッチ数でパスを回すやり方で組み立てを図るのだが、2トップへのくさびのボールが厳しくマークされて収まらず、ペルーも奪ったボールに対する日本の早いアプローチとフォアチェックに潰されてこちらも有効な攻撃が作れない。
日本はそれでも8分に小笠原から前に飛び出した三都主とつなぎ、クロスに玉田が合わせるがこれは大きく吹かしてしまう。そして15分を過ぎるとペルーがしっかりと自陣に引いて日本の攻撃を待ち構える形になり始める。日本はその中で何とかパスをつないでサイドまで運びはするのだが、クロスはことごとく相手の高さに跳ね返されてしまう。30分にはロングスローから遠藤がミドルを狙うも枠の外。
35分を過ぎると日本のペースが落ちてペルーが攻め込んでくるが、日本も確実に相手の縦を切って早い攻撃を許さない。そしてそのまま大きな動きは無いままに前半は終了する。
後半の序盤は互いにカウンターからチャンスを作る激しい展開で始まる。が、ペルーのミドルは川口のナイスセーブに阻まれ、鈴木のシュートは惜しくも左に外れてしまう。8分に大黒が投入された後はペルーが疲れを見せてマークにつく動きが遅くなり、日本の選手がスペースに入り込んでチャンスの形を作るのだがやはり日本はシュートが決まらない。
10分からペルーは次々に選手を投入するがペルーのペースは変わらず、日本は稲本や本山を投入して何とか試合を決めようと言う姿勢を見せる。しかし、完全に引いてしまったペルーの粘り強い守備の前になかなかフリーでシュートを打たさせてもらえず、ゴール前での小笠原のFKも右に外れてしまう。
そしてこのまま試合が終わるかと思われた5分間のロスタイムに、ペルーにカウンターから3対3の場面を作られ、裏に抜けたバサージョが川口が飛び出したところをうまくチップキックでゴールに転がしてとうとうペルーが先制点を決め、試合はそのまま0-1で終了。
まあ中村と言う飛び道具と中沢と言う高さが無ければ、2軍とは言えペルーのような高さと強さがある相手が守ったら点が取れないのは日本のサッカースタイルを考えれば当たり前の話で、それでミドルが決まらなければさらにどうにもならないなと。そんな中で、相手のプレスにパス回しでまずまず組み立てが出来たのは良かったと思うし、坪井や三浦、稲本といったサブメンバーもそれなりに働いたのも収穫点だった。本大会を考えれば鬱になるが、アジアは今日のペルーほどうまくは守らないだろうし(笑)。
ただ、ペルーの攻撃に怖さが無かったのはホームで攻めに出てくるバーレーン対策としては不十分だったのも確かで、UAEにあまり多くを期待できないだけに、課題が残ったまま本番を迎えてしまう事になるのは間違いなさそうだ。せめて、次の試合には快勝して気分だけでも前向きでマスカットに旅立って欲しいところである。

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