J1第10節 神戸-浦和(0-1)

レオン監督に代わっての初ホーム、そしてほぼ満員のお客さんを迎えて、神戸としては是非とも負けられない試合。神戸はカズ、播戸の2トップに三浦アツをトップ下に配した3-5-2、そして浦和もエメルソン、田中の2トップ+永井トップ下の3-5-2というマッチアップ。
試合は両チーム共に激しいマンマークによるディフェンス同士という事で正に潰し合いと言う様相を見せる。攻撃面でも、やはりボールを奪ってから縦に早くという意識で共通しているため、ボールが落ち着く瞬間がほとんど無い。
神戸はボールを奪うところまではいいのだが、そこからはひたすらスペースへと飛び出すFWへのパス一辺倒で、中盤のフォローも遅いために、セットプレイ以外に浦和の3バックの守りを崩せそうな場面を作り出せない。浦和も、ボールを奪ってからのドリブルでの攻めあがりに光るところはあるのだが、田中やエメルソンがボールを持ってからの崩しにアイデアが無く、こちらも神戸の守りの前に得点を生み出せない。
しかし29分、左サイドでパス交換をしようとしたカズとホージェルのボールを奪った浦和が、山田のドリブルからのパスに反応した田中が裏に抜け出し、落ち着いたシュートを決めて一発のチャンスで浦和が先制する。その後は神戸もホージェルの攻撃参加が目立つようになって何とか攻撃の起点を作り出そうとするものの、浦和も山田らの粘り強い守備を見せるために決定的なチャンスまでには至らない。そして前半はこのままのペースで終了する。
後半から神戸はカズに代えて和多田を投入、その和多田が前線で競る事によって起点を作り始めた神戸がパク・カンジョの上がりからペースをつかむ。そして三浦アツからの惜しいセットプレイやPA内でのこぼれ球から3連続シュートを放つ場面を作るのだが、運も無くて浦和の壁をなかなか崩す事が出来ない。
20分を過ぎると神戸の守備にやや疲れが見え始め、エメルソンがバイタルエリアでボールを持って仕掛ける場面が目立ち始める。しかし、シュートミスや神戸GK掛川の好守備でなんとか守り切り、40分ごろからはパワープレイ気味に前に放り込みをするのだが、フリーのヘッドもGK正面を突くなど最後まで運も無く、浦和がアウェイで貴重な勝ち点3を手にした。
神戸は1点は取られたものの、守備については試合を通じて安定はしていたと思う。ただ、攻撃はどう点を取るのかと言う明確なプランがなかなか見えて来ないのは気がかりだ。ただ、前半の最初にDFの北本の攻撃参加が何度かあったように、後ろの選手が攻撃にからんで来たり、4バックへのフォーメーション変更がカギになって来るのかもしれない。
そして浦和は勝ちはしたものの、アルパイやネネがいた時よりもDFラインの位置が低く、守備と言う点では安定はしているのだが、ボールを奪った後にエメルソンがいい形でボールを持つ場面が少なくなってしまっているのが現在の迫力不足につながっているように思う。もしこういう形で今後も行くのであれば、永井や田中といった前線の選手の間でいかにコンビネーションを作れるかが今後のカギになって来そうだ。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする