欧州CL準々決勝第1レグ チェルシー-バイエルン(4-2)

CL準々決勝屈指の好カードだが、チェルシーがリカルド・カルバーリョが戻ってドログバ1トップのグジョンセントップ下と言うベストメンバーなのに対し、バイエルンはマカーイとピサロが怪我でサリハミジッチとゲレーロの2トップと言う厳しい状態。フォーメーションはチェルシーが4-4-1-1でバイエルンはおなじみ中盤ダイアモンド型の4-4-2。
試合は意外にもチェルシーが高い位置から仕掛けてこず、綺麗な2ラインを作ってバイエルンからボールを掠め取ろうとする体勢。そしてまた、意外にも早々にチェルシーが先手を奪う。4分にDFラインからのロングボールのクリアが甘くなったところをダフが拾い、ジョー・コールのボレーがルシオの足に当たってコースが変わり、バイエルンゴールに転がり込んでしまう。
その後は当然バイエルンが前に出て、非常に高い位置からプレスをかけてバラックを中心に細かくパスを回して攻め立てるのだが、マケレレを中心とした固く落ち着いた守備でシュートシーンを作らせない。かえって、ドログバの速さと高さにバイエルンDFが苦しみ、単純な長いボールからチャンスを作らせてしまう。それでも26分にジョンソンの凡ミスからPA内でボールを拾ったゼ・ロベルトがシュートを撃つのだが、もったいなくもゴールを外れてしまう。その後は、ボールは活発に動く割にゴールを脅かす機会はFKとミドルぐらいしか無く、バイエルンも最初は目立ったバラックが完全に沈黙してしまい、膠着状態が続いたままで前半は終了する。
後半はまずチェルシーが流れるようなカウンターを繰り出すが、これはバイエルンDFがゴール寸前で必死のクリア。これはチェルシーペースになるかなと思われたのだが、7分にチェルシーゴール前のFKが壁に当たったところをゼ・ロベルトがシュート、これをGKが弾いたところを後半から入ったシュヴァインシュタイガーが押し込んでバイエルンが同点に。しかしチェルシーも15分にこれまたロングボールをドログバが競り勝ったこぼれ球をランパートがコースを狙ったハーフボレーのシュート、さしものカーンも届かずチェルシーがリード。
さらに25分、セカンドボールを拾ったマケレレが前線に残っていたランパートへ浮き球のパス、これをランパートが胸トラップから見事な反転ボレーを決めてチェルシーが3点目。バイエルンは1人が遅れてオフサイドをかけそこなってしまったのもあるが、これはランパートを誉めるしかない。そして35分にCKからのこぼれ球をドログバが押し込んでチェルシーが駄目押し。
これで、あとはチェルシーが余裕で守りきって終わりかなと思われたのだが、ロスタイムにFKがこぼれ球になったところでバラックがPA内でうまく倒れ、これでゲットしたPKをバラックが自ら決めて2点差にしたところで試合終了。
チェルシーはランパート、マケレレ、ドログバを始めとして攻撃陣が本当に見事な活躍を見せ、ほぼ完璧な試合を見せた。しかしそれだけに、バイエルンに可能性を与えた2点目が残念だった。逆にバイエルンは今日はどうしようもなかったが、次のホームで2-0で勝てばいいわけで、チームの立て直し次第ではまだまだ勝ち抜きのチャンスは残ったと言える。しかし、この日の2トップであるサリハミジッチとゲレーロの役立たずぶりを考えれば怪我人が戻ってこないと、チーム状態が充実しきっているチェルシー相手では厳しいのは確かだろう。

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