イタリア セリエA第29節 ユベントス-レッジーナ(1-0)

レアルとのCLとは全く違ってガラガラなデッレ・アルピで行われたこの試合、レッジーナはモザルトは復帰したもののボナッツォーリとバレストリが出場停止で、ボリエッロの1トップの下に中村とテデスコがいつもより下がり目の位置に入る完全な5-4-1。ユーベは相変わらずイブラヒモビッチとデルピエロ、サラジェタの3トップの4-3-3。
試合はホームのユーベのペース・・・と思いきや、CLの激戦を勝ち抜いた後遺症が残るせいでユーベの調子が極めて低調で、いつもの早くて厳しいプレスが全く見られず、モザルトが復帰して中盤での落ち着きを取り戻したレッジーナが自陣で落ち着いてボールをつなぐために、攻守の切り替えが互いに遅い凡戦で推移する。
そんな中で何とかユーベは縦パスをFWに当てて攻撃の起点を作ろうとするのだが、レッジーナが守備に人数をかけている上に戻りが早く、なかなかシュートチャンスを作れない。そして8分に、唐突にカウンターからテデスコが抜け出し、クロスからボリエッロがどフリーでどんぴしゃのヘッドを放つのだが、これをGKブッフォンの真正面にぶち当てて絶好のチャンスをフイにしてしまう。
15分を過ぎるとユーベのパススピードがやや早くなり、ザンブロッタやゼビナといったSBが攻撃参加をする場面が出てくるものの、全体の押し上げが遅くて単発のチャンスを作るだけに終わってしまう。しかしレッジーナもボールを奪っても攻撃に人数がかけられず、中村もただ味方より後ろの位置に下がってパスを出そうとする姿勢に終始し、ボリエッロが孤立しては人のいない場所に蹴るのみと言う淡白な状態。そしてこのまま前半は終了する。
ユーベは後半からブラージに代えてタッキナルディを投入。ユーベは前半に比べるとラインは多少高くしようとする意図が見え始めるのだが、選手に第3の動きが無いためにやはりほとんど得点になりそうな場面を作る事が出来ない。それでも少し疲れの見え始めたレッジーナに13分、16分とイブラヒモビッチやデルピエロがシュートを放つもののこれがことごとくクロスバー。そして、21分にゼビナがカウンターからグラウンダーでイブラヒモビッチにつなぎ、そこからのヒールパスがフリーでいたデルピエロに渡ってしまい、とうとう先制点を決められてしまう。
そこからは完全に試合はユーベのペースとなり、いきなりキレを取り戻したイブラヒモビッチやデルピエロが自在にボールをキープしてレッジーナPAの外側を取り囲んで攻め立てる。レッジーナはもはやつなぎでもミスが多くなり、ボールを奪われては早い展開でつながれてただ引きこもるのみ。そして35分に中村はエステベスと交代。あとはレッジーナの攻めもむなしくユーベが余裕の守りを見せて、ユーベの出来からするとレッジーナはもったいない勝ち点を落としてしまった。
今日の中村はCHの場所に位置していつもより守備に神経を割かないとといけない立場だったとは言え、そこでパスを出した後に前に走れば大チャンスになるだろうといった場面でも、後ろにわざわざ下がってパスをもらおうという姿勢が強く、残念ながらチャンスメイカーとして期待された働きが出来なかった。特に前半はユーベが眠っていてボールをもらう回数が多かっただけに、もっと欲を出してしかるべきだったのではないか。イラン戦ではそういった試合を読む目を期待したいところである。

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