J2第3節 湘南-京都(1-2)

開幕を連勝で飾った好調同士の注目の一戦。平塚競技場は風が強いながらも天気も良くてまずまずの客入り。湘南は坂本と柿本の2トップによる4-4-2、京都もパウリーニョとアレモンの破壊力抜群の2トップが率いる4-4-2のマッチアップ。
試合はいきなり京都が先制する。3分に、FKからのこぼれ球をパウリーニョが湘南DFラインの裏へ流したところにアレモンが反応、落ち着いてGKを交わしてゴールに流し込んだ。しかしそれ以外は両チーム共にスペースを潰す意識が強く、長いボールから起点を作ってサイドに展開しようとはするものの、そこからなかなかシュートの場面まで持っていくことが出来ない。
15分を過ぎると、京都につなぎのミスが多くなり、湘南が中盤でパスを回す場面が増えてくる。そして柿本にシュートチャンスがいくつか来るものの、ボールが枠を捉える事が出来ない。京都は長いボールだけで攻撃の形が無く、これは湘南が追いつくかもなと思っていたら、一瞬の隙を突いてパウリーニョがミドルシュート、これがゴール左隅に見事に決まって京都が2点目。
これで何となく京都が落ち着きを取り戻し、湘南はボールを持ってもパスの出しどころに迷う場面が多くなり、京都もあまり無理をして攻撃に人数をかけて来なくなって試合は膠着状態に。前半終了間際にはセットプレイやカウンターから互いに幾つかチャンスを作るものの得点にはならずに前半は終了。
後半になると湘南が反撃。右奥からのスローインのクリアミスを拾った高田が、中へ切れ込んでループ気味のシュート、これが綺麗な弧を描いてゴール右隅に決まって湘南が1点差に。その後も湘南は永里を中心とした積極的なサイドの上がりや中の押し上げから京都を押し込む時間帯が続く。逆に京都は相変わらず広い展開が使えずに、引いて守って長い縦のボール頼みのまま。
それでも京都は中払に代えて美尾を入れ、バランスを取り戻して攻勢に出る場面を作り始めるものの、2トップのダイナミズムが減った上に湘南の運動量がほとんど落ちず、試合の主導権を取り戻す事が出来ない。湘南は3バックにして3トップ気味の布陣にして攻め立て、33分には戸田に佐野を入れてさらに勝負に出る。しかしロスタイムに加藤望が2枚目のイエローで退場して万事休す。京都が首位対決をものにして開幕3連勝を飾った。
京都は守備は整備されているのだが、攻撃ではジュニーニョとルーカスを足して3で割ったような外人2トップに助けられているばかりで特にサイドへの展開やSHとSBのからみ、中盤でのパスコンビネーションに乏しく、まだまだ昨年の川崎ほどJ2で抜け出す力は感じないのが正直なところだ。湘南は負けたとは言え、なでしこジャパンを思わせるような全員が走るサッカーで内容では京都を圧倒していただけに、今後も上位での争いが期待できそうである。

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