イタリア セリエA第19節 レッジーナ-インテル(0-0)

これでシーズンの折り返しとなる節目のナイトゲーム、レッジーナはメストが出られないためにカンナルサを右WBに回し、中盤をモザルトとパレデスで構成、前線はいつものようにボナッツォーリの1トップの下にコルッチと中村が並ぶ布陣。インテルはアドリアーノとビエリの2トップ、SHにはカラグニスとファンデルメイデが並ぶ4-4-2。
試合は当然インテルがボールを支配する形で始まる。しかし、現地はかなりの強風が吹いてレッジーナサポーターの野次も激しいせいか、インテルの攻撃にもうひとつ精度が感じられず、またサネッティとファバッリがほとんどサイド攻撃に加われず、無理な中央突破かアーリークロスをFWに上げるだけで、レッジーナの戻りの早い守備の前に有効なチャンスを作れない。ビエリとアドリアーノの2トップにはコンビネーションや役割分担と言うものが全く無く、ただ2人とも真ん中に佇むのみ。
そうこうする内に20分を過ぎると、レッジーナもようやくボールを保持する事ができるようになり、ボナッツォーリが落としたボールを中村やコルッチが拾う形でインテルのゴール前に迫る形が見え始める。とは言え、やはりレッジーナもそれほどチャンスの数自体は多くなく、クロスのこぼれ球を拾った中村のシュートもインテルの守備に弾き返される。前半は、そんなこんなでほとんど得点を得られる機会が無いままに終了する。中村は足を痛めたらしく、前半終了間際にテデスコと交代を強いられる。
後半になると、1人でファンデルメイデとサネッティ相手に堂々と渡り合った左サイドのバレストリの奮闘もあって風上に立ったレッジーナがペースを握る。インテルは前半以上に高い位置からプレスをかけるレッジーナの守備の前に、全くボールをつなげることが出来ない。
ところが22分、レッジーナのコルッチが厳しすぎるイエローを立て続けにもらってしまって退場、これで10人になったレッジーナの命運は尽きたように思えた。だが、インテルはマルティンスやレコバを投入したにもかからわずレッジーナ陣内でボールを回すだけで、横パスや判断の遅さからレッジーナにボールを奪われてカウンターを許してしまう有様。
そして31分にこの試合レッジーナ最大のチャンスが訪れる。カウンターの場面からテデスコが思い切ったミドルシュートを打つと、これが風に乗ってインテルGKトルドが全く届かないコースに飛ぶが、不幸にもボールはバーに当たってしまう。これでインテルも遅まきながら目が覚めたのか、ようやくサイドチェンジを交えた幅広い攻撃でサイドに起点を作るのだが、引き分け狙いで引いてしまったレッジーナ守備を崩すには時既に遅し。レッジーナが不利な判定を受けながらも余裕の勝ち点1をゲットした。
この試合はインテルの出来が酷く、組織はもちろんだがアドリアーノやサネッティといった中核選手の不調は芽を覆うばかりであった。が、それ以上にレッジーナの選手がそれぞれ自分のタスクを100%遂行した事がこの結果につながったと言える。もちろん中村も例に漏れず、前線でのキープやチェイシングに奮闘していただけに怪我で退いたのは残念だった。中田や小野が北朝鮮戦に戦力となれるかどうか不透明なだけに、日本の期待がかかるであろう中村の状態は心配なところである。

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