イタリア セリエA第7節 キエーボ-レッジーナ(0-0)

この試合についても中村のみのコメント。
試合の序盤こそ、ここ最近見せていた前線への良い飛び出しを見せていたのだが、キエーボがボールを奪ってすぐにうまく前線までボールを持って行くために、フォローのためにかなり長い距離を頻繁に走って疲労が蓄積したのもあってか、徐々にキエーボのプレッシャーの薄いサイドに逃げる事が多くなってしまった。
そうなると当然、ボナッツォーリへのサポートが薄くなって孤立し、コルッチやテデスコの上がりでしか厚い攻撃を仕掛けられなくなり、レッジーナの得点の匂いが激減してしまったのは、やはり中村に対してサイドに逃げたり中盤に下がるなと言った監督の懸念どおりの結果だったという事だろう。
後半になってキエーボの選手が一人退場になってレッジーナは前線に人を増やしたのだが、もはやその頃には中村のダイナミズムもすっかり落ちてしまい、あとはただボランチの位置でパスを回していただけに終わってしまった。
レッジーナもアウェイで負けはしなかったが、ホームでも勝ち点3がなかなか取れない得点力不足のままではいつまで経っても降格ゾーンから抜け出せないのは当たり前で、チームの尻に火がついてサポーターから糾弾される前に、中村には早く結果を出して欲しいものである。