天皇杯3回戦 川崎-愛媛FC(4-0)

J1への昇格を早々に決めた川崎に対し、JFLで低迷しながらもJへの加盟申請を果たした愛媛が挑む天皇杯3回戦注目の対戦。川崎は、アウグストが怪我で相馬が出場した以外はベストの布陣。
試合は予想に反して愛媛の積極的な姿勢が目立つ。愛媛は高い位置からプレスをかけ、濱岡や友近といった小兵ながらもテクニックのある選手がワンタッチでボールをつないで川崎ゴールに迫る攻撃を仕掛けてくる。川崎は受けに回ってしまったのか、自慢のプレスが後手後手に回ってどうにもペースがつかめない。
さすがに川崎も10分ごろからプレスが効き始め、ボールを奪っては相馬とジュニーニョにボールを集めて試合を支配し始めるが、愛媛のディフェンスは最低でも4人を揃えてスペースを消し、ジュニーニョには常に数人のマークを集めて自由にさせない。かえって、40分を過ぎるとスピード溢れるカウンターから、攻め疲れた川崎に対して友近が惜しいシュートを2度放つなど、愛媛ペースと言える試合の流れで前半は終了する。
後半になってもしばらくは前半のペースで試合は進んでいたのだが、13分にCKから伊藤のヘディングが愛媛GKのファンブルを誘って川崎が先制点を奪ってから試合は一変する。愛媛は逆転を狙ってか前方に人を集めるのだが、その分後ろにスペースが出来、それと同時にマーキングをする運動量が落ちて何度も川崎の攻撃陣をフリーにする場面を作ってしまう。
そして25分に裏にフリーで楽々と抜け出したジュニーニョが2点目を挙げたところでほぼ勝負あり、あとは愛媛が攻めに出たところをカウンターで川崎が着実に得点を決めて4回戦に進出を決めた。
試合の結果はほぼ予想通りの結果に終わってしまったが、FC愛媛も組織的な守備に加えて前線にスピードのあるテクニシャンが多く、しっかりとしたポストプレイヤーと90分間ゲームプランを遂行しきる体力があれば、J2にも引けを取らない試合が出来そうなチームであったように思う。予算的に厳しいものはあるだろうか、今後はJから落ちてきた選手などを積極的に採用して、フィジカルとメンタルで目立ってしまっているチームの弱点を補って行って欲しいものである。

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