オランダ エールディビジ第4節 フェイエノールト-トゥエンテ(3-1)

PSVと勝ち点で並びながらも得失点差で首位に立つフェイエは、開幕からスタメンだったボランチのガリが出場停止で、小野はボスハールトと中盤でコンビを組み、カイトとカルーが2トップでカステレンとホールがSHに入った4-4-2という布陣。
試合は開始からフェイエが圧倒的に試合を支配する。アウェイのトゥエンテは、前節対戦したフィテッセとは違って小野の位置に全くプレッシャーをかけられず、小野が自由にボールをさばいてサイドに展開し、そこからのクロスやセットプレイで相手ゴール前に雨あられとボールを降らせまくる。
しかしトゥエンテもゴール前ではしっかりとマークを外さず、フェイエもサイドまで展開するのはいいのだがカステレンやカルーがコネコネに酔ってしまう為に結局スペースを埋められてマークを受けにくい2列目以降の選手の飛び出しが不可能になってしまう。
30分ごろからは、フェイエは攻め疲れたのか安易な横パスや前線への上がりすぎの場面が増え、それまで全く攻撃出来なかったトゥエンテがカウンターの場面を作り出すようになる。そして37分に、案の定カウンターからのセットプレイからヘディングをぶち込まれてしまう。思わぬ先制点を取られたせいか、今度は逆にフェイエの攻め急ぎが目立ち始める。
この悪い流れを断ち切ったのはやはり小野。右でボールを受けたカステレンがドリブルで一人を交わし、中に折り返したボールを小野がダイレクトでゴール右隅に決めて同点に。負けてハーフタイムに入るのとそうでないのは非常に大きな差だけに、値千金の価値があったゴールだった。
後半になるとトゥエンテは一転して攻勢に。しかしかえってそれがフェイエに有利に働き、8分に小野を起点としたパスからカイトのポストを受けたカルーがドリブルで持ち込んで逆転弾を決めてしまう。しかしトゥエンテもアウェイのせいか、なかなか同点にしようという反発力を見せられない。そして、33分には再びカステレンのドリブルからの折り返しを、小野と同じようにカルーが決めて勝負あり。
フェイエは危なげない勝利を手にしたとは言え、カステレンやカルーに下手に足元の技術があるだけに右サイドに偏った遅い攻撃が多くなり、スペースを生かした早い展開や中盤がからんだ分厚い攻撃をほとんど仕掛けられなかったのは、チームの幅を増やすという視点からすると残念な思いが残ったのは否めない。
小野もほとんどの時間でフリーでプレイできたために思う存分王様として振舞えた試合だったが、こちらとしてはそんな事はとうに分かりきっている事であって、今後のアヤックスやPSV、そしてUEFAカップでの試合での活躍を期待したいところである。

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