J1第2ステージ第4節 鹿島-C大阪(4-3)

第2ステージになってからもどうにも調子が上がらず低迷している両チーム同士の一戦。鹿島は鈴木、バロンの2トップに小笠原と本山が2列目に入った4-4-2で、セレッソは大久保と西澤の2トップに森島と古橋のSH、そして濱田が中盤の前目に位置する4-1-3-2のような布陣。
試合は序盤からいきなり動く。7分にいきなり本山がドリブルで軽く濱田を交わしてミドルシュート、バーに当たったボールがセレッソGK羽田の後頭部に当たって決まってしまう。しかし16分に、左に展開したボールを古橋が中に入った大久保にパス、これを大久保が落ち着いて決めて同点と激しい展開に。
そこからは鹿島が試合を完全に支配してボールを回す。セレッソは中盤での1対1に勝てず、布部と下村のSBも攻守に全く存在感が無くて攻撃はほとんど前の4人頼みになる始末。だが、鹿島も鈴木とバロンが前では攻撃にスピードが出ず、本山のドリブルで何とか可能性を作り出すのだが、今度はシュートがことごとく決まらない。
こうなるとサッカーではえてして反対の結果が出るもので、30分に中央に攻め込んだ古橋が大久保に浮き球のパス、これを鹿島DFが跳ね返したところを拾ってミドルシュート、これがゴール左端に見事に決まってセレッソがリードを奪う。当然、鹿島はさらに前に出て同点を狙うのだが、セレッソも何とかゴール前を固めて前半を守りきる。
そして後半が始まって鹿島の攻勢が続いていた11分、本山のボールを奪った森島がドリブルで持ち上がり、裏に抜けた大久保にスルーパスが通り、曽ヶ端の股間を抜いたシュートでセレッソが3点目を奪う。業を煮やしたセレーゾ監督は、ここで深井を本田を投入する。これが試合のリズムを変え、18分にボールを奪った小笠原のパスに反応したフェルナンドがお返しの股抜きシュートを決め、27分にウェーブの動きでセレッソDFを置き去りにした野沢がダイレクトシュートを決めて鹿島がとうとう同点に。
セレッソは本山と深井の足技とスピードに守備陣が全くついていけず、鹿島は縦横無尽にセレッソ陣のスペースを切り裂いて逆転は時間の問題の様子。そして35分に当然のようにカウンターから深井にミドルシュートを決められ、反撃する意欲も見せられずにあっけなく終戦。
まあ正直、点の取り合いと言うよりザル対決と呼ぶべき試合だったが、2点のリードを奪ったのにもかからわず、直後に組織が完全に崩壊したセレッソの方がやはり重症だったのは否めない。全く機能しないSBを始めとしてクロスにかぶりまくるGK、安定感に欠けるボランチ、後半になると棒立ちになるCBなど、人材も戦術浸透度も全くひどいものである。西澤に往年のキレが欠けているとは言え攻撃陣は天下一品だけに、残留争いは下位との対決でどこまで大久保が点を取ってくれるかに尽きそうだ(苦笑)。
鹿島も勝ったとは言え、前の4人の個人技だけのセレッソに3点も取られているのはいただけない。特に、ビルドアップ時のパスミスとCBのスピード不足は目に余った。深井と本山が好調なだけに、センターラインがもっとしっかりして来れば上位進出の目も出てくるのではないだろうか。

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