オランダ エールディビジ第2節 ヴィレムII-フェイエノールト(0-4)

後半のみの観戦だったので小野についてのコメントのみで。
前半35分に、4-3-3の右ウイングだったカステレンの負傷退場で思わぬ早い出番となった小野は4-3-1-2のトップ下のポジションでプレイ。そして後半9分に、右サイドからのボールを受けてゴール左隅を狙った見事なミドルシュート、29分には左でボールを持ってからガリに出したノールックスルーパスでアシストと、何故それが五輪で出来なかったのかと言いたくなるような活躍(笑)。
ただ、両プレイともイタリアやパラグアイ相手ではあり得ないようなフリー状態であり、前に走りこむ場面は多かったもののマークを振り切ってという場面が無かった事を考えると、今後もトップ下でやるならよほど走りの質自体を上げていかないと苦しいような気がする。しかもこのポジションには実績のあるブッフェルが控え、小野のいない3ボランチが機能をしているところを見ても、更なる結果の継続が求められるだろう。
それにしてもフェイエは昨シーズンの前半とは見違えるような出来を見せている。守備では相変わらずマークが甘いところはあるが、各選手が足を止めているような場面がほとんど見られず、攻撃に移った時には必ず誰かがスペースへと走り出しているのでボールが停滞する事が本当に少ない。優勝争いをするためにはもっとプレイの厳しさや層の厚さが必要になるが、全体的には非常に良い方向に向かっていると言える。フリット監督率いるこれからのフェイエが楽しみだ。