ツールドフランス第10ステージ

今年最初の山岳ステージですが、最後の峠からゴールまでに距離があってこれから本格的な登りゴールのステージが控えているだけに総合争いの選手がなかなか動きにくい日でして、近年はこういうチャンスに大駆けをして山岳賞のためのポイントを根こそぎ取ってしまうという戦略をジャラベールやヴィランクが成功させていたのですが、今回もヴィランクが大逃げをかましてまんまと山岳賞ジャージと勝利をゲットしました。
フランス人にとっての特別な日である革命記念日に、長い距離を逃げての勝利は本当に賞賛するしかないのですが、山岳賞が歴代のクライマーがチャンピオンに総合争いを挑んだ上で敗れた名誉賞的なものであったのが、それだけに狙いを絞って総合争いを捨ててしまうのは、レースの興味を考えると少し寂しいものがありますね。アームストロングの5連覇もそうですが、目的のために他を全部捨てるというのが、近年の高度化された自転車レースの戦略なんでしょうね。
しかし、このヴィランクの勝利もマイヨジョーヌのボエックラー擁するブリオーシュ・ラ・ブーランジェールチームが何とか最後まで集団をコントロールして安定させていたおかげであり、棚ボタで転がり込んできたマイヨジョーヌだったとは言え、その名に恥じない働きをしていたのもフランス人にとっては嬉しい事であったに違いありません。
明日は、明後日から2日連続で続く山岳頂上ゴールを控えての平坦ステージで、山でリタイアしかねないスプリンターにとっては最後のゴールチャンスをいう事で、熾烈なスプリント合戦が待っている事でしょう。もちろんそれは逃げる一発屋にとっても同じ事で、ブリオーシュ・ラ・ブーランジェールチームの疲労次第ではかなり面白い展開になるかもしれません。

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