明日のツール

さて、自転車に全く興味の無いサッカー好きな方にはウザい季節がやって来ました(笑)。そう、明日からJSPORTS3でツールドフランスの生中継が始まります。とは言え、さすがにアジアカップなどの代表戦について書かないわけには行かないので、今年は去年のように毎日レポートを書くのは不可能ですが、放送はしっかりと見る予定でいます。
今年の注目点は言うまでも無く、ランス・アームストロングが前人未到の6連覇を果たせるかどうかに尽きます。6月のドーフィネ・リブレというレースの山岳タイムトライアルで2分差の5位に敗れたり、自国の英雄の記録が破られるのを快く思っていないだろうフランスで、アームストロングのドーピング暴露(?)本が発売されるなど逆風が吹いていますが、年齢的にも峠を越しているはずの彼に果たしてそれを跳ね返せる力があるかどうか。
注目されるライバルは、まず筆頭にヤン・ウルリッヒ。去年も本調子で無いながらも最終のTTまでアームストロングと争った実力者で、今年は前哨戦のツールドスイスに優勝するなど体も絞れて(笑)万全の状態でツールに挑めるのは大きい。ドイツテレコムチームのダブルエースとも言えるヴィノクロフが怪我で欠場したのは痛いが、かえってチーム的には的が絞れて戦いやすくなったかもしれません。
2番手は、ランスが5位に終わったドーフィネの山岳TTで2分差をつけて優勝したイヴァン・マヨ。山岳スペシャリストだけに平地のTTは苦手という弱点はあるが、山岳で暴れまわってランスを振り回せばウルリッヒへの援護射撃にもなるはず。所属のエウスカルテルチームの地元であるピレネー山脈=バスクでの爆発に期待です。
3番手はジルベルト・シモーニ。ジロデイタリアでは同じチームの若手であるクネゴに苦杯をなめさせられたが、敗れたのはツールのほうに照準を絞っていたからだと言う噂もあり、ジロを連覇した実力は折り紙付きなだけに彼と所属のサエコチームのコンディションがカギを握りそうです。
あとのメンバーは優勝まで行くのは厳しそうですが、ジロでもクネゴが突然現れたように、勝敗にかからわず今年でツールを去るアームストロング後を担う新星の登場に期待したいですね。
と言う訳で、今年もツール情報リンクを。あと、初めて見る方には去年書いたツールの豆知識をご覧になってください。