国際親善試合 日本U-23-トルコ選抜(1-1)

フルB代表とも言えるトルコ選抜という強豪を迎えて、世界相手の本番を想定したこの試合。日本の先発はGK黒河、DF茂庭、闘莉王、那須、MF徳永、今野、阿部、森崎、トップ下松井、FWが高松と大久保という3-5-2。トルコは3-4-3という布陣。
試合は開始から実力に勝るトルコが日本を圧倒する。トルコは一人一人がフィジカルが強くてキープ力があり、日本は複数で囲もうとするのだが、しっかりとボールをつながれ、3バックのサイドをえぐられてしまう。日本も徳永を下げて4バック気味に守るのだが、その分攻撃の選手がカバーに下がらざるを得ないため、FWが完全に孤立してしまう。
15分ごろからは日本もようやく攻撃する場面を作るようになるのだが、トルコの選手の戻りが早くてボールコントロールに躊躇している間に詰められてしまい、ほとんど有効なクロスを上げる事が出来ない。35分ごろからはDFラインが下がり気味になり、中盤の空いたスペースを使われた日本は、分厚いトルコの攻撃に晒されるものの何とかしのいで前半を終了する。
後半から日本は闘莉王を下げて石川を投入、阿部がCBに入った4-3-1-2のような布陣に変化する。ところが8分、その中盤守備の一瞬の隙を突かれて左サイドからフリーでアーリークロスを上げられ、那須の前に入られたフセイン・カルタルにゴールに流し込まれてしまう。
ここで日本は高松と松井に代えて平山と坂田を投入、4-3-3という形に変える。平山が入ると日本も前で起点が作れるようになって、阿部のFKの場面が増え、石川や大久保が数少ないチャンスを作るものの得点までには至らず。そして22分には怪我をした石川に代えて駒野、さらには大久保を下げて前田を投入。
35分を過ぎるとトルコのペースが一気に落ちて日本の攻勢が続くが、トルコも自慢の1対1の強さで決定的な場面を作らせない。しかし43分に森崎の右CKをファーでフリーでいた今野がヘッドで見事に決めて日本は何とか同点に。最後は駒野のチェイシングから平山がワントラップで抜け出した場面があったが決められずに試合終了。
トルコはアウェイの親善試合でありながらかなり本気で来てくれたおかげで、日本選手も試合途中から判断を早くしなければならなくなり、その分チーム完成度を高くする上で非常に良いトレーニングになったと言えるだろう。
その中で、やはり阿部を中盤に置いた事によるボールの落ち着き、平山の高さとボールキープ、闘莉王の最終ラインでの跳ね返しが日本にとって必要不可欠である事がはっきりと確認できた事は間違い無い。次のマリ戦が当落線上の選手にとって最後のアピールだが、さらなる奮起を期待したいところである。

●採点


  • 黒河 6 飛び出しに躊躇する場面はあったが、基本的には安定していた。

  • 那須 5.5 上がる積極性は良かったが、それ以上に単純ミスが多かった。

  • 茂庭 6 まずまず粘り強く守っていた。

  • 闘莉王 6 焦ったフィードはいただけないが、やはり彼の高さは必要。

  • 森崎 5.5 攻撃の起点となるべき場所で仕事果たせず。アシストで0.5プラス。

  • 阿部 6 ボランチではプチ小野という感じで良かったが、DFになると良さが消えた。

  • 今野 6.5 得点はお見事。ただ、前半はトルコの強さに苦労していた。

  • 徳永 6 相変わらず守備では粘り強く、攻撃では目立たず。

  • 松井 6 最初こそ軽いプレイで危機を招いたが、徐々にらしさを取り戻した。

  • 高松 5.5 頑張ってはいたのだが、やはりスケール的に厳しいのは確かか。

  • 大久保 5.5 前を向けば脅威になるのだが、今日はそういう場面が少なすぎた。

  • 石川 6.5 後半にチャンスメーカーとして、はつらつとした動きを見せた。怪我は残念。

  • 平山 6.5 日本の前の起点としてやはり彼は欠かせない。そろそろ得点を。

  • 坂田 5 動き回ってはいたがあまり実効性は無かった。

  • 駒野 6.5 活発な動きと精度の高いクロスで貢献。

  • 前田 6 スペースがある状態ではやはり彼は生きる。

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