J1第1ステージ第3節 鹿島-名古屋(3-2)

首位を快調に走る磐田を追いかける上でも、ここで勝利して勢いに乗りたい両チーム。鹿島は深井とファビオ・ジュニオールの2トップにボランチはフェルナンドと熊谷、DFに新井場と金子が入った4-4-2、名古屋はマルケスとウェズレイのおなじみの2トップにトップ下が中村、そして古巣対決に燃える秋田が右CBに入る3-5-2。
開始直後は両チームともにサイドを走らせる速い展開で攻める。しかし、鹿島は中盤での早い囲い込み、名古屋は中村までもがプレスに参加する8人守備で、互いに前線での起点に対する潰しあいが効いて形を作れない。特に鹿島はファビオ・ジュニオールのポストが不正確で、ボールを触ってもタッチ数が多くてリズムを崩す要因に。あとは中盤でのミスからのチャンスぐらいでじりじりした展開が続く。
試合が動いたのは40分。左から小笠原が蹴った長めのFKに両チームの選手が競り合うものの、誰も触れずブラインドになってしまって楢崎がキャッチできず、ボールはそのままゴールの中に。しかし名古屋も3分後に右サイドでフェルナンドからボールを奪った中村がそのまま持ち込んでクロス、これを中に飛び込んだマルケスが芸術的なヒールでのシュートを決めて追いすがる。
後半になると鹿島が積極的に攻める。名古屋はDFラインが下がってしまって防戦一方に。そして9分、右でボールをキープしたファビオ・ジュニオールがクロス、これを楢崎が目測を誤って中途半端に飛び出し、ファーにフリーでいた本山が押し込んで鹿島が確実にリードする。
名古屋は中谷、岡山と両サイドを入れ替えて攻撃的に出ようとするが、その出鼻をくじくように21分、右のシュートコーナーからアーリークロス、これを秋田がマークすべき位置にいた金古がフリーでヘッド、ボールは楢崎の手に当たるもののゴールに転がって鹿島の3点目。
しかし鹿島も疲れのためか中盤が空きはじめ、32分に古賀が退場した直後にゴール前のFKをウェズレイが壁を巻いて決めて1点差にされると、1人少ないにもかからわず名古屋の逆襲を受けてアップアップの状態に。それでも何とか守りきって鹿島が冷や冷やの勝利をものにした。
名古屋は前節で磐田に3点を叩き込まれたのを建て直すために守備的に挑んだものの、楢崎や秋田のらしくないミスで次々に失点、そして退場と打つ手打つ手が裏目に出てしまった印象。鹿島もプレスの動きはいいものの、FW陣を始めとしてコンビネーションがいまいちうまく機能せず、完勝できたはずの試合で慌てる原因になってしまった。磐田や市原が強いところを見せているだけに、どちらも早くチームを固めたいところである。

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