欧州CL決勝T 1回戦第1レグ バイエルンM-Rマドリード(1-1)

零下5度のオリンピア・シュタディオンに銀河戦隊を迎えるバイエルンは、マカーイとピサロの2トップの下に攻撃的なゼ・ロベルトと守備的なハーグリーヴスをSHに並べて左サイドのジダンを封じる狙いが見える4-4-2。レアルはロナウド1トップにジダン、ラウル、フィーゴ、ボランチにベッカム様とグティ、左SBロベカルあとその他の4-2-3-1。
試合は開始直後こそレアルがお得意の細かいポゼッションサッカーを見せるものの、すぐにバイエルンは対応し、レアルが攻撃に転じると全員が自陣に素早く戻り、DFと中盤の間をしっかりパック(by柱谷兄)してレアルに全くスペースを与えない。そしていったんマイボールにすると、左のゼ・ロベルトを経由してボールをきっちりと回し、最後のシュートまで持って行く。
そして22分にマカーイによる決定的なヘッドが惜しくも外れてからは完全にバイエルンのペースに。レアルはDFのマークが緩くて大きく開いてしまったスペースにつながれてサイドやミドルから攻撃を雨あられと浴びるものの、バイエルンの決定力不足やカシージャスの好セーブに阻まれて得点できない。レアルはたまにジダンやロナウドが個人能力を見せるものの、フィーゴは守備に追われるだけになり、ラウルもどこにいるのか分からないままに前半終了。
後半になるとバイエルンはリザラズに代えてサリハミジッチを投入してさらに攻撃に厚みを増す。レアルはもはやボールをまともにつなげる事すら出来ず、中盤でボールを失ってはバイエルンにチャンスを与えて必死に防ぐと言う窒息状態。
バイエルンが押して押して押し捲りながら得点できないイライラが最高潮に達した75分、右サイドでボールをキープしたピサロが反転してクロス、それをマカーイがフリーでゴールに決めてバイエルンはようやく1点をもぎ取る。ところが83分、ゴール前30mから放たれたロベルトカルロスのグラウンダーのFKを、何とカーンがいったんは手中に収めながらもファンブル、ボールはコロコロとゴールの中に。天を仰ぐオリバー・カーン。
当然ホームで勝っておきたいバイエルンはその後も攻めようとするが、同点にされるまで見せていたような統率力は影をひそめ、かえってレアルにチャンスを作られる始末で消化不良のまま試合終了。
バイエルンは90分間完璧な試合運びを見せたのだが、決定力不足と凡ミスで勝ち点3をみすみす逃すと言う、今期のバイエルンを象徴するような試合をやってしまった。アウェイは引き分けで折り返したレアルはかなり優位に立ったとは言え、やはりマケレレが去った中盤以降の守備に明らかな問題があり、ホームでなかなか得点できないような試合展開だと足元をすくわれる可能性がある。このカードがまだまだ予断を許さないのは間違い無い。

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