イタリア セリエA第22節 ボローニャ-ユベントス(0-1)

もはやチームの中心である中田はオマーン戦から中2日であるにもかからわず当然の先発。チームはシニョーリとネルボが戻ったものの、コルッチとペッキアが出場停止で代わりにダッラボーナとロカテッリが中盤を構成する3-5-1-1。ミランダービーで2点差を大逆転して勝ったミランに対して勝ち点9差を付けられて負けられないユーベは、ディバイオ、デルピエロ、ネドベドの3人が前線を構成する布陣。
ボローニャはホームらしく開始から意欲的で、中盤の底に位置するダッラボーナを中心として良くパスが回り、ユーベも長めのパスを確実に通してくるといった、とてもイタリアとは思えないクリアでオープンな試合が続く。
しかしボローニャも中田とロカテッリとシニョーリがからんだ芸術的なチャンスをシニョーリが決められなかった場面以降、試合は徐々にユーベに支配され始める。ボローニャは後ろの方でパスは回せるものの、ユーベ陣内に入るとあっと言う間に2、3人がかりで潰しにかかられ、中田も高い位置でボールに絡もうとするものの潰される場面が目立ち、シニョーリも中盤に下がる場面が目立ってターレが孤立してしまう。
とは言えユーベも20分以降はサイドまでうまくボールを回せるようにはなるものの、トレゼゲがいない分クロスに勝てる高さが無いためにナターリを始めとするボローニャDFの高さにはじかれ、決定的なチャンスは数えるほど。試合はそんな感じで膠着したまま前半は終了。
後半になると動きの悪い中田の位置を下げてダッラボーナとダブルボランチにし、ロカテッリをトップ下の位置に上げるとボローニャにもややリズムが出てくる。しかし9分、中田の体を張ったファールからのFKがボローニャの壁に当たり、ロカテッリがマークを外して前に入られたユリアーノに決められ先制を許してしまう。オフサイドっぽいところがまたユーベらしい(笑)。
その後もボローニャは攻勢を強めるものの、ユーベの守備も固くて最後の部分でなかなか自由にさせてもらえない。それでも30分以降にターレに代えてメグニを投入し、ロカテッリを下げて中田をトップ下にして前線にさらにリズムが出てくるようになる。そして、ボローニャはセットプレイを中心にチャンスを作るものの、ヘッドはことごとく正面を突いてしまう不運。
さらに40分過ぎにはボローニャが徹底的にユーベを押し込むものの、守りきる覚悟を決めたユーベの牙城を最後まで崩す事が出来ずに試合終了。ユーベが前線が全く機能してなかったものの少ないチャンスを確実にものにして、「らしい」勝利を手にした試合だった。
ボローニャは中田とシニョーリが本調子でなく、ダッラボーナはなかなか良かったもののロカテッリと中田という攻撃的なボランチを2人使うのはやはりユーベ相手では厳しいものがあったと言わざるを得ない。トップ下に中田が入ってからはキープとアイデアのの起点が出来て良い展開になっただけに、戦況を見据えた布陣の切り替えがこれからは必要になって来るだろう。
中田はまあ仕方ないけど終始非常に重かった。調子が悪いなら走らずに体力を温存して一発のキレにかければいいのに走ってしまうのはいかにも中田らしい。どうして小野や稲本はこの意識の半分も持てないのだろう(笑)。後半、ダブルボランチになってからは多少スタミナの温存が出来たのか、最後にトップ下となってからは結構奮闘できたので、いかに中田に走らせ過ぎないかが監督の手腕の見せ所となりそうだ。

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