U-23キリンチャレンジカップ 日本-イラン(1-1)

日本は注目の平山が初先発。FWの相棒は田中達、トップ下に山瀬、サイドが森崎浩と田中隼、ボランチが今野と鈴木、3バックが那須、闘莉王、徳永という布陣。
試合は開始からかなり忙しい展開を見せる。日本は平山の高さを生かしたロングボールから田中達やサイドが走り、イランはバダウィやモバリのスピードを生かしたドリブルで日本を脅かす。特にイランは中盤での体を張った守備が強く、ドリブルや足元の競り合いも粘り強くて日本のプレスをかいくぐってはあまり統率が取れていない日本のDFラインの裏を取る攻撃が機能している。
そのまま15分までは互いにボールが落ち着かない展開が続き、若干膠着状態になっかたかと思った19分、中盤で今野が奪ったボールを左に流れた田中達に素早く繋ぎ、田中達がドリブルで1人抜いてからクロス、これをファーで待っていた平山がフリーでヘッドを決めて日本が先制。
先制されたイランはそこからよりプレスが激しくなり、日本は田中達と山瀬があまり攻撃にからめなくなって押し込まれる展開が続く。しかし日本も何とか最後の部分で踏ん張ってイランに得点を許さない。
後半からは田中隼に代えて菊地を入れ、徳永が右SHに回る。だが10分ごろから日本の軽いプレイが目立つようになってややイランのペースになる。そして15分、闘莉王がハンドで与えたFKをモバリに見事に決められてしまう。すぐに日本は森崎に代えて根本、怪我の田中達に代えて坂田、さらには山瀬に代えて前田を投入するものの、やや引き気味になったイランの守備を崩せない。
そこからはイランのカウンター対パスを回す日本という構図になるが、前半ほど平山を生かせなくて攻めあぐねる。40分からは完全に中盤が空いて日本もパワープレイ気味に攻めるが、最後の平山の胸トラップボレーもGKのファインセーブで防がれ、同点のまま試合終了。
昨日のマレーシアと違って今日のイランはかなり歯ごたえがあり、最終予選に向かってよい強化になったと言える。特に覇気無し縦ポンサッカーだった山本五輪代表において、高さとポストプレイが出来る平山、闘志のある闘莉王、カバーに労を惜しまない今野が入ったことは、ちょうどうまく今まで欠けていた部分にピースが埋まった形になったと言え、何とか運良く最終予選に向けての戦力の計算がが立つようになったのではないだろうか。
しかし、その割には特に後半以降、パスを回して結果的に中でボールを取られてしまう形が多くなり、平山の高さを生かしたサイド攻撃があまり見られなかった事は反省材料である。徳永がある程度使えるめどが立ったぐらいで、攻撃より守備で目立ってしまった森崎浩やミスが多かった根本、最初は良かったものの急にペースダウンした田中隼など、どれも帯に短し襷に長しの感があったことは否めない。今後の選手選考などの強化策に注目である。

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