高校選手権決勝 国見-筑陽学園(6-0)

好天に恵まれ満員の観衆が詰まった国立競技場での決勝戦。同じ九州勢でありながらかたや4年連続決勝の超常連の国見、かたや初出場で決勝進出という筑陽と言う対照的な両チーム。
試合は開始早々こそ桑原を中心とした筑陽のサイド攻撃があったものの、すぐに国見が得意のロングボール攻撃で筑陽のDFラインを押し下げ、セカンドボールを拾ってはサイドから攻めるリズムが続く。そして12分に、左サイドから相手のマークを振り切って抜け出した兵藤が浮き球のクロス、これをファーサイドに走りこんだ川口がダイレクトで先制ゴールを決める。
筑陽は20分ごろにセットプレイから惜しいチャンスを作るもののペースは長く続かず、国見の執拗な放り込みに耐える展開が続き、二桁のシュートを浴びるもののバーに助けられるなどして何とか最小点差で前半を折り返す。
後半も立て続けに国見がチャンスを作る。が、筑陽も前半に比べるとゾーンを高くして前の方でボールをつなげようと試みる。しかし16分、カウンターから平山、兵頭と繋いで左サイドからアーリー気味のクロスをGKの前で平山に合わせられて2失点目を喫してしまう。筑陽は中盤が前にかかった分、自陣での守りが薄くなった事が裏目に出てしまった。
23分にも右からの川口のクロスをファーにいた平山に落とされ、中にフリーでいた渡邉に決められて3点目。これで筑陽の足が止まってしまい、1分後のゴール前での渡邉の切り替えしにも反応できずに4点目。あとは玉砕的に攻めるものの国見の固い守備に跳ね返されて、カウンターから平山に選手権通算得点新記録を作られるなどして6-0で試合終了。
国見は後半途中まで粘り強い筑陽の守備に苦しんだものの、相手に最後まで走り負けなかったのが勝ちにつながった。平山自体の出来は2点目のシュート以外は力んだシュートが多くてもう一つだったが、その分兵頭や渡邉、川口などの脇役がうまくカバーしたと言える。まあ監督も納得の優勝だろう。
筑陽については、地力の差がもともとあった面はあるが、1度でも試合をリードした場面が無かったのが痛かった。平山自体は途中まで良く抑えていただけに、日程が空いて他の選手が好調を取り戻していたのも不運だった。一発勝負の試合とあって2失点目からは「とにかく得点」の方向になってしまったので傷口を広げたのも仕方ないか。この悔しさを来年につなげて欲しい。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする