今日の戯言

高校選手権もとうとう決勝進出校が決定しましたね。
筑陽学園はスーパーな選手はいないものの全員が良く走って技術がある80点チームと言え、鹿児島実業の運動量に粘り強く守って少ないチャンスをものにしました。鹿実は、体力は100点なものの技術が60点しか無いという欠点が響きました。国見は滝川第二に圧勝しましたが、例年に比べると中盤の制圧力に欠ける点があるので、筑陽にも付け入る隙はあるように思います。80点チームが120点プレイヤーである平山にどう立ち向かうのか楽しみです。
そして年も明けて移籍関係のニュースが活発化している昨今ですが、やはり角田が名古屋新井場が鹿島へというニュースに触れないわけには行きません。両者ともユースからの叩き上げという事で相当サポーターからの反発があるようですが、少し見方を変えると、ユースから育った選手が高く売れるというのはクラブにとって最もおいしい商売なわけで、それをクラブのビジネスモデルとして是とするかどうかが問われているのではないでしょうか。
とは言えガンバは・・・松下の財力と優秀なユースのおかげであまり問題が目立ってませんが、アクセスが悪くて見にくい屋根の無いスタジアム、さっぱりな地域密着という市原と同様の問題点に加えて、フロントがサポーターの方を向いてないという問題までプラスされた三重苦なんですよね。ファンが主に選手にしか密着してない今の状態では、選手とともにサポーターが離れていくだけだと思うんですがねえ・・・
それにしてもトヨタ様が本気を出した名古屋の補強は凄いですね。Jリーグ28も今日はちょうど名古屋の番だったのですが、50mプールを始めとして甲府との設備の落差が凄いです(笑)。大野も京都から取るそうですが、大野ファンには悪いですが角田という大物を引っ張ったら何か一緒にくっついて来たけどついでだから取っとけ、みたいな凄みを感じますよね(笑)。その結果がチェルシーになるのかインテルになるのか果たして・・・
そして密かにレッジーナがラツィオに勝ったりなんかしているセリエAですが、中田は結局腰の怪我でボローニャ戦は欠場でした。こっちは戦評を書こうと待ち構えていたんですけどねえ(笑)。試合のほうは流れで見てしまいましたが、2-1で勝ちはしたもののセットプレイのみの得点で、こちらが想像した以上にボローニャの状態は悪いですね。
ボローニャは、ロヴィーゾとペッキアのボランチに展開力が無くて中盤はただつないでるだけ、ネルボとベッルッチの両SHは突破力が無くてクロスが上げられず、かと言ってSBの攻撃参加も無く、もたもたとパスを回しては攻め手が無くなってターレの頭に合わせるだけと、シニョーリがいらつくのも当然の出来ですよね。ロカテッリが入ってからは少し前のほうで溜めが出来るようにはなりましたが・・・ ここに中田が入ることで中盤に溜めを作ってサイドに走りこんだ選手に展開し、そこから有効なクロスが出るようになれば降格圏内から脱出は可能だと思います。次の試合までには回復して欲しいですよね。