欧州CL1次リーグ GroupB アヤックス-ミラン(0-1)

昨シーズンのCL、準々決勝の再現となったこの試合、ホームのアヤックスはここで絶対に勝ちたいところだが、スタメンからファンデルファールト、ピーナール、トラベルシ、ソンクなどがごっそり抜けてあまりにも苦しい状態。対するミランはネスタがいないものの、マルディーニとピッポが復帰して不安なし。そこでアヤックスは伝統の4-3-3を捨てて、2トップとカカーにびっちりマンマークを付けた上に1人余る3-5-2と言うよりほとんど5バックの驚きの布陣を敷いてきた。
当然、試合は最初からミランペース。しかし、アヤックスはボールを支配されながらもミランの前3枚をきっちりマークで封じ、イブラヒモビッチのポストになるうまい動きを起点としたカウンターの場面を作り出していく。ミランはここぞという時にピッチが濡れているせいかスリップする選手が多く、いつものスムーズなパス回しがなかなか出来ない。久々のピッポももう一つ動きに切れが無く、ボールを受けた後のプレイでマイボールを失いがちである。
前半は互いに散発的なチャンスを作るだけに終始し、それは後半が始まっても変わらず、これはまだまだじりじりした展開が続くのかと思われた6分、ミランはカウンターの場面でピッポがこの日数少ないポストプレイを成功させ、右サイドを裏に抜けたカフーにボールをつなぎ、中にいたシェフチェンコがニアに入ると見せかけてファーに動きなおすという「消える動き」を仕掛け、マークについていたDFの頭上を抜けたカフーのクロスを胸でワントラップしてシュート。全ての選手のプレイが綺麗に決まった美しいゴールだった。
そこからはミランはイタリアらしく、カカーを下げてアンブロジーニにするなどSHがカットゥーゾとセードルフといった4ボランチとも呼べる守備的布陣で立てこもり、アヤックスも伝統の早いサイドチェンジからの崩しで何とかミランのゴールを陥れようと対抗する。しかし、イブラヒモビッチを前半に怪我で欠いたために、クロスを上げても中で受けられる選手がいないので、ミドルシュートやセットプレイでしかチャンスを作れない。
それでもマックスウェルのミドルボレーなどで何とかチャンスを作るものの、ミランも昨日のインテルのようなヘマをせずに、うまくシュートコースを消すなどしてアヤックスに付け入る隙を与えない。そしてそのままミランが試合をコントロールした状態で試合終了。ミランが順当に決勝トーナメント進出を決めた。

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